◎避難の新指針 市町村支援強化を
NHK NEWSweb 4月15日 18時44分
(引用開始)
災害のおそれがあるときに市町村がどのように避難を呼びかけるべきかをまとめた
国の新たなガイドラインについて都道府県を対象にした説明会が開かれ、
内閣府は、避難勧告などの基準作りや判断などに際して
市町村への支援を強化するよう求めました。
内閣府は、災害時に避難の呼びかけが遅れる事態を防ぐため、
今月、市町村が避難勧告や指示などをどのような基準で発表すべきかをまとめた
避難のガイドラインを9年ぶりに見直し、
土砂災害と津波については、ことしの梅雨の時期までに
避難勧告などの暫定的な発表基準を作るよう全国の市町村に求めています。
(引用終了)
★★
予想する房総沖巨大地震で、
最も可能性がある想定
想定3:房総半島南東沖から伊豆鳥島東方沖にいたる一帯
で、巨大地震が発生したら、どのような警報がどの地域に出されるか、
同じ地域である伊豆・小笠原海溝の父島近海で、
2010/12/22::2時20分頃に発生したマグニチュード 7.4の
大地震の例で説明します。
父島は、上記伊豆鳥島の400km南です。
1、震度
【最大震度4】東京都小笠原村(おがさわらむら)で震度4を観測したほか、
関東地方を中心に、北海道の一部から中部地方にかけて震度2~1を観測しました。
※
有感地震を感じた西の端は、静岡清水町です。
愛知県以西では、揺れを感じなかった。
この現象は、伊豆小笠原海溝で、地震が発生すると、よくみられる
「異常震域」と呼ばれる現象です。
1605年に発生した慶長地震でも、京都は揺れを感じなかった。
2、津波警報と津波注意報
津波警報 小笠原諸島(22日02時28分発表)::地震発生8分後
津波注意報
伊豆諸島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、徳島県、高知県、
宮崎県、種子島・屋久島地方、奄美諸島・トカラ列島
(22日02時28分発表)::地震発生8分後
気象庁:平成22年12月22日02時20分頃の父島近海の地震について
→こちら
http://www.jma.go.jp/jma/press/1012/22a/kaisetsu201012220400.pdf※
4/13の房総沖沖巨大地震で報告したように
地震の規模が、M8.2-M8.4で、震源域が伊豆鳥島周辺であれば、
八丈島では、10-20m、外房では、5-7mの津波
伊豆、東海道、志摩沿岸では、3-5mの津波
紀伊半島西側、徳島、高知沿岸では、5-6mの津波が
予想されます。
どの地域も、津波の高さは、3m以上です。
今の気象庁の区分では、3m以上の津波が予想される場合には、
大津波警報が発表されます。
上記の父島地震M7.3に、津波注意報が発表された地域では、
予想する巨大地震が発生したら、大津波警報が発表されると推察されます。
今回の予想震源域が伊豆鳥島周辺で、400km北ですから、
津波の発生区域も北上します。
その結果、上記以外に、外房地域にも、大津波警報が発表されると推察します。
3、実際の津波の観測値→こちら。
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/11jan/p08.htm父島:22日3時11分(津波発生49分後)::22cm
高知県土佐清水:22日5時22分(津波発生122分後)::15cm
鹿児島県南大隅町:22日5時19分(津波発生119分後)::15cm
※
震央に最も近い父島で、津波発生49分後、
高知や鹿児島では、津波発生凡そ2時間後に、津波を実測しています。
1605年の慶長地震でも、4/5に報告した表で、津波の到達時間が、記載されているのは
徳島県鞘浦(現海陽町)で、16日亥刻(21時)とされています。
地震発生は、20時ですから、徳島には、凡そ1時間後に大津波が到達したことになる。
○ 2010/12/22父島近海大地震から得られる教訓
予想する房総沖巨大地震で、最も可能性がある想定
想定3:房総半島南東沖から伊豆鳥島東方沖にいたる一帯
で、巨大地震が発生したらどうなるか、父島大地震から想定する。
まず、予想する巨大地震は、津波地震です。
静岡から、関東、東北では、震度4-5で、1605年の慶長地震と同じく、
地震動による被害は少ないと思われます。
そのため、「たいしたゆれではないやーー」あるいは、
「まったくゆれない」(愛知以西)地域に、
巨大津波が襲うことになります。
これが、津波地震のこわいところです。
外出していて、全く情報が入らず、揺れも感じなかったら、油断してしまいます。
毎週日曜のモニタリングで、地震発生危険度が、黄色の点滅又は赤になったら
携帯用の小さいラジオを、身につけておきましょう。
津波が到達する時間は、凡そ1時間後。
まさかの事態を考えても、巨大地震発生から30分後に津波到達になると思われます。
(八丈島は例外)。
東海地震や南海地震などの南海トラフの巨大地震では、
地震発生後、すぐに、巨大津波がきますが、
今回は、30分は時間がありますので、
日ごろの津波避難訓練が十分にできていれば、
あわてないで、すむものと思われます。
◎4/15の観測観察から
1、本サイト環境自然など何でも掲示板:
[31496] 日本上空におけるTEC値 4月15日 修正 Name:子牛 2014/04/15(火) 20:15
日本上空における最新4日間のTEC値 修正されました。
緯度29°非常に大きく上昇しました、117TECUです
33°でも75TECUに上がっています。
★★
4/14に報告した最近3ヶ月間のTEC
台湾周辺上空のTEC値が高い、この対応地震が未発です。
上記緯度29度は沖縄本島の緯度です。
(緯度29度以南のTECの観測値は、公表されていません。)
117TECUは表示に高い値です。
台湾周辺の地震が懸念されます。
2、本サイト宮城県仙台市大気中ラドン濃度観測
観測2号機が、観測以来の最高値に近い値を4/15に観測した。
★★
4/11,4/12、4/14と報告した、南東北の地震前兆。
その一環だと思われます。
3,本サイト東京葛飾観測点
水位低下…朝ー4cm,夕方から夜(報告時まで)ー1.5cm。
直下型西…朝4連→夜7連になりました。
23時半ごろにクリップ交換したので、今日の富士五湖ではないです。まだ発震あると思います。
7連は全ての磁石装置で初です!(゚Д゚;)
昨日の磁石の様子では南側が気になってましたが、
今日の観測結果では西から北が気になります。