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■Voice From おーはし■

ちわっ!みなさん。
このコラムコーナーは、俺が日頃思っていること
…例えば、舞台や映画を観ての感想や音楽を聴いて感じたこと、
小説を読んで思ったこと、道を歩いていて気づいたこと、
ごはんを食べての満腹感、まる半日寝た後の爽快感などなど、
そんな日々のあれこれを、どくだんとへんけんにミチミチて
語ってしまおうというものです。…もちろん、ケトイシのことも!

不定期更新。気が向いたトキが更新日。

━ 2002.11.19 OPEN ━

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voice137■UNDERCOVER OF THE NIGHT


    RES 
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[203]おなまえ:おーはし
------------------------------------------------
大晦日こーはくのケツ三組ぐらいを見ながら、
なんでこのヒトたちはこぅも涙ぐむのだろうと
思いつつ、チャンネルを12へ。

てか、一ヶ月も経った今ごろ
大晦日の話をする俺もなんだかなぁと思いつつ、
やっぱり話はチャンネル12へ。

カウントダウンクラッシック!
…おーΣ
新年ジャストで演奏が終わった。
ただそれだけなのに、みょーに感動してしまう。
司会者も指揮者も観客も感動している。
…ただそれだけなのに。

まぁ演奏も素晴らしかったのだろう。
だから感動も倍増したのだろう。
俺はクラには造詣が無いから分からんが…。

司会者が来年もやりますか?と聞いたら、
指揮者は飛んでもナィと断言してた。
…そぅかなぁ〜(笑)

テレビを消す。
さて、新年一発目は何にしよう??
イキのいぃグリーンデイとかヤーヤーあたりが
頭に浮かぶがここはやっぱ、大御所。
ストーンズ!!

ベスト盤を引っ張り出して、ブラウンシュガーを
聴こうと思ったがふと考えた。
ランダムで流して、一曲目に出て来たナンバーが
今年を占う曲にしよう♪

どきどきする。
可笑しな話だがどきどきした。
…こぅいぅ気持ち分かるよね?

出た曲は…
アンダーカバーオブザナイト!

1983年リリースの
引っ掛かりのあるロックナンバーね(笑)
ノリがタメてタメて吐き出すー!って感じ。
ダムの貯水を決壊させたらこんな感じだろう。
色に例えたらブラック。それもダークな。
もともとブラックは真っ黒だから
ダークもへったくれもないのだが(笑)
それでも“ダークブラック”とゆー言葉が似合う◎

歌詞は体制に追われる市民が
危ない何かを隠し持ってる内容。

軍事政府に迫害される民衆に向けて、
丸くなって寝ろ
丸くなって寝ろ
「ヤバぃモノ」は隠しておけ
夜の間に隠しておけ!…と煽る。
そぅいぅ歌詞。

今年を占う曲がこれか…
あぁ〜
なるほどね。

俺の親父は幼い俺によく言った。
「嘘をつくな」
今読んでいる浅田次郎の小説に出て来た台詞。
「目的を達成するためには嘘も大切」
「他人のための嘘なら神様にも許される」

…俺は嘘つきじゃない!
とは胸を張って言えない。
多かれ少なかれ嘘をついて生きて来た。
でも大きな嘘はつけない。
…例えそれが他人のためであっても。
むしろ他人のためなら絶対に
嘘はつかないようにして来た。

だってそれがうちの親の
教育方針だったんだもん。守ってたし。律儀に。
…でも、し過ぎていたようだ。
嘘つかないように。

他人は時と場合においては、
キレイに嘘をついてもらいたいものなんだよ。
嘘がその人を思うことから来ているのなら、
その嘘は嘘じゃなくなるものなんだよ。
…俺みたいに何でもかんでも正直に言えば、
それで皆が満足かと言えばそうでもないらしい。
逆にトラブったりして(笑)

「それだけは聞きたくなかったわ。
お願いだから嘘をついてよ。
素敵な嘘が欲しいのアナタ…」
うざぃ!
でも人は逃れようの無い正直さを疎ましく思う。
これも事実!

んじゃ、もうちょっと嘘つくようにしよう、俺!
でもそこには問題がある。
=すぐバレる嘘。
完璧じゃない嘘は返って人を傷つける。
…そんな嘘、お正月に俺がつかれちゃった(笑)

傷つきましたよ。
ムカつきましたよ。
悲しみましたよ。
嘘自体にも腹が立つが、
嘘をつかなきゃいけなくなった理由を
あれこれ類推すると尚更腹が立つ。
…ま、類推は確証の無いものだから、
思うだけ自分が消耗して
悲しみが増幅するだけなのだが…。

自分が正直な分だけ、
嘘をつかれるとショックも大きい。

嘘をつくなら徹底しろ!
100%パーフェクトな嘘をつけ!
そして…
【嘘をつけない奴は出世しない】
…その通り。
…それ、実践してまーす(笑)

正面突破は無効な自分。
でもそれが性(サガ)だ。
抜け切るのは難しいだろう。
だって嘘のつき方が分からないんだもん。
嘘つくと居心地すっげー悪いんだもん。

しかし真っ正直な
正々堂々正面突破を捨てて、
何かをやんなきゃ。
目的達成のための嘘をつかなきゃ。
…心の中に「ヤバぃモノ」を隠し持って。
嘘をついても囲うべきヤバぃモノを。
100%に見合うだけのヤバぃモノを。

そうしないとね…
太刀打ち出来ないような気がして来た。
世界とか社会とか体制とか、そんな自分を包むものに。
人生とか仕事とか関係とか演劇とかに。

あとさ、ヤバぃモノ以前の小さなモノを守るための
小さな嘘もつくことにするね。
その方が円滑に人間関係が進むらしいから(笑)

でもねぇ…
アンタみたいなすぐバレる嘘はつきませんよぉー
人を傷つけるのはキライですからぁー

ところでそのヤバぃモノってなんだろ?
言わない。
だって、それ言っちゃったら
嘘じゃなくなるじゃん!(笑)

『夜の間に隠しておけ!』
隠します。
UNDERCOVER OF THE NIGHT な誓い。


2006年02月01日 (水) 22時37分





voice136■ほら、書きました〜♪


    RES 
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[202]おなまえ:おーはし
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明けましておめでとうございます!
(はつかも経ってるよ〜)
今年もよろしくお願いいたします!
(おめでたいヒト〜)

壊れかけのパソコンを
だましだまし使っていたが、ついに年末、
すべてのアプリケーションが開かなくなった。
かすかにうぃ〜んという音は聞こえるが、
壁紙にしていた『座頭市』が写るだけで、
その先の展開がない。
たけしが目を瞑ったまま固まっている。
…動かない壁紙だから
もともと固まっているのだが。
目を瞑っているから動けないという事も
考えられるが。
いや、考えられない。

修理しようかとも思ったが
この際買い換えよう!と、
元旦に近所のヤマダ電器まで行く。
現金ないけどカードで買っちゃえ!
なんだかただでもらったような気分。
足取り軽く絶好調♪♪♪

…その時はね。
今月末15万円がぶっ飛ぶ↓↓
非常に不愉快だっ!
飛んでもなく理不尽だっ!

買ったはいいが電源入れれば
すぐ使えるものじゃないのがこの機械。
セットアップとネットやメールの設定がある。
うざ〜
うざ〜
うざ〜
で、半月パソコンが入った段ボールを眺めていた。

この中にはDVDも観れるしXP搭載の
ピッカピカのマシーンが入っているんだぞ〜◎
…などとわくわくしてても
段ボールは段ボールだ。これをじっと見てれば
映画がにじみ出て来るわけもない。

ま、映画ならもとから我が家にある
テレDVDで観れるしいいや!
…しかしテレネットはないし、テレメールもない。
(そんなもん実際あんのかぁ?)

仕方なしに重い腰を上げたのが一週間前。
メールの設定がうまく行かず、プロバイダに
問い合わせたりで半日かかった。

疲れた。
非常に非情に異常に異様に疲れた。
なので、まず一番にやろうとしていた、
このボイスの更新は断念した。

で、この一週間はいつでも更新が出来たのに
なぜかのそのそしていた。
毎日ケトサイトは見ていたのだが、
ボイスだけは見ていなかった。
たまに見ても更新されてない。
何かの間違いでなんか書いてあるかとも思ったが
そんな事はなかった。

当たり前だけど、そんな事はなかった。
おっかしいなぁ〜
(おかしくねぇよっ!)

シミズにはHPが寂しいと暗にせかされるし、
ヒグチやダテには明らかにせめたてられるし、
仕方なく日曜日の深夜という就寝人口が
一番多い時間帯にこうして書いているわけです。
…正月早々。
(明け切ってるよ〜)

ありゃ?
本来書くべき俺が年明け瞬間に思った、
“アンダーカバーオブザナイトな誓い”が
書けなくなったじゃん!

…なぜなら
非常に非情に異常に異様に
眠くなったからでーす★♭×▼

俺も就寝人口の一翼を担おう。
アンダーカバーはまた今度◎


2006年01月23日 (月) 02時57分





voice135■モノについてのまとめ。


    RES 
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[201]おなまえ:おーはし
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年末だから総括。
それぞれの作品発表年度はかんけーありません。
あくまでも俺が今年に触れたとゆーコトで。

■小説
@伊坂幸太郎『ラッシュライフ』
@伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』
@伊坂幸太郎『重力ピエロ』
A北方謙三『三国志』
B伊坂幸太郎『グラスホッパー』
C奥田英朗『空中ブランコ』
D舞城王太郎『煙が土か食い物か』
E伊坂幸太郎『魔王』
F吉本ばなな『アムリタ』
G重松清『疾走』
Hグレアム・グリーン『二十一の短編』
I角田光代『空中庭園』
I伊坂幸太郎『死神の精度』

とにかく今年の最初は三国志で、
夏前からは伊坂の一年でした。すばらしい!◎

■音楽
@ホワイトストライプス
『ゲットビハインドミーサタン』
Aラブサイケデリコ『ベスト』
Bミッシーエリオット『ザクックブック』
Bニールヤング『プレーリーウインド』
Cブライトアイズ
『アイアムアウェイクイッツモーニング』
Cケミカルブラザーズ『プッシュザボタン』
Cサザンオールスターズ『キラーストリート』
Dオーティスレディング『ヨーロッパのオーティス』
Eエミネム『ベスト』
Eローリングストーンズ『アビガーバン』
Fナズ『ストリーツディシプリ』
Gプリテンダーズ『ベスト』
Hウィザー『メイクビリーブ』
Iビーズ『ベスト』
I山下達郎『ソノリテ』

デリコが2位って意外でしょ?
ビーズが入っているのも意外でしょ?
俺も意外です(にゃ〜)
でも俺的に今年発見した邦楽でした◎
…ホントは洋楽的には、今年一番の話題の
ジャックジョンソンとか
フランツフェルディナンドとか
聴いてなきゃいけないんだろーが。
(聴く気しなかった。笑)

■演劇
@鹿殺し『百千万』
Aキャラメルボックス『スケッチブックボイジャー』
Bゆうきがこの前出た芝居

…観てねぇーつ〜のっ!
いや、観たよ。
いわゆるカンケーシャ芝居。オトモダチ芝居。
この11月12月でなら二十本近くも!観た。
年間60は観ている。
…けどさ、ほとんどが×。四分の一はだ〜め〜。
そんな中でランクインしたのは、
ゆうきの阿佐ヶ谷南京小僧ねっ☆
良かった。いぃ。
我田引水じゃない。ゆうきだけじゃない。
ほかの役者も作品もいぃ。…演出は?だけどさ。
キャラメル?
これもデリコビーズ的な意外性ってコトで(笑)
…まじ話すると、
やっぱキャラメルの芝居って、ここまで
芝居やって来た俺だからこそ(えらそー)、
感じたモノが多い。
当たり前のコトを当たり前と感じさせる
当たり前じゃない見せ方やり方に…☆

■映画
なし。

観てナイ!
いゃ観た。…けど覚えていません(笑)
学生時代は年間100本観た俺なのにな〜
…100本っていぇば月十本近いぞっ!
なのに…
ここ数年は観ないね。DVDも含めて。

画面が遠いのかな?
映画、TVドラマ、DVD、お笑い…
そんなの全部。
いかん!と思いつつ遠ざけているよぅな…

来年からはもっと観ょ。
こんなんじゃマズイょ…本書きとして。

いーわけ。
小説と音楽は想像力を要する。
しかし、これらに比べて
演劇と映画は要しない方向にある。
…つまり俺は想像するコトが好きなのだ。
俺のインスパイアザネクストは本と音にある。
えらい!

ば〜か。
演劇も映画もいーーーものは想像させるんだよ!

…分かってるケドさ…

その関連事項かどうかは?だけど…
いま、伊坂幸太郎の新作『砂漠』を
読んでいるんだけど、その中に
「結局さ、いざという時にはやる、なんて
豪語している人は、いざという時が来てもやらない」
て、ゆーう言葉がある。

ズキン!と来た。
やべ。
映画見ょ!五千円以上の舞台観ょ!
…いざの前の仕込みしなきゃ。

ま♪安住してた今年の俺ってコトで♪♪
(笑ってごまかす)


2005年12月26日 (月) 02時14分





voice134■粋!〜プレーリーウィンド


    RES 
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[200]おなまえ:おーはし
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酔ってまーす♪
ニールヤング『プレーリーウィンド』を聴きながら。

かっこいー!
俺の文章と言葉遣いには「かっこいー」が
良く出て来ると思うが、かっこいーとは粋なコト。

“粋”とゆーと、
下町のご隠居さんあたりが出て来て、
古臭い感じがするかもしれないが、
かっこいーと言うコトバ自体が曖昧な感じしない?
服かよ?顔かよ?スタイルかよ?生き方かよ?
…みたいな。実態がない。
だってそれは個人感覚の問題だからさ。

だから俺的感覚の「かっこいー!」は粋なコト。
粋とゆーコトが分かんないヒトには、
説明はめんど臭いのでしない(笑)
…てか、聴いて欲しい。

それは、ニールヤング。
かっこいーーーーーーーっ!

このアルバムにはDVDが付いていて、
レコーディングの模様が
なんと全曲収められている。

画面で見たニール…
60過ぎたおっちゃんじゃん!
それも小太りの(笑)

ニールヤングと言えばその昔、
一世を風靡した偉大なアーティストだ。
…俺はよぅ知らんけど。

ちなみにプレーリーウィンドって、
吹き抜ける風ってコトね。
(なんかいぃよね)

で、アルバム全曲しっかり聴く…
トラック1の「ザ・ベインダー」で肩の力が
す〜っと抜けます。
4曲目「ファー・フロム・ホーム」でハッピーに。
8曲目「ディス・オールド・ギター」には涙が出ます。
ラストナンバー「ホエン・ゴッド・メイド・ミー」で
昇天します。イッちゃいます!(笑)

いぃアルバムだな!こんにゃろめっ☆

…で、とにかく粋です。
粋!
粋!
粋ー!!!
酔えるぞ◎このCD−◎

この抜け方は何?
この余裕は何?

こんなじじぃに憧れてしまった♪
こんなじじぃになりたい♪♪♪♪

…抜けたトコロに意志がアル…
そう思った。

あ!粋の意味付けで、
ひとつだけ確信できる事がある。

粋とは突き放す事。
…突き放す事が出来る事。
…突き放しをなんとも思わない事。

そのくせ、めちゃあったかいこーとーっ!


2005年12月23日 (金) 01時24分





voice133■骨


    RES 
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[199]おなまえ:おーはし
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今回も過去文章。
書いたのは2001年12月。



朝テレビをつけると、
たいてい動物の画面にぶち当たる。
犬や猫が二本足で立ったり、
くるくるひっくり返ったりしている画面だ。
ご主人様が寝る時間になると、
布団を引っ張り出してくる犬までいたりする。
そういう動物を見て、決まって司会者や
コメンテイターは言うのだ。
「へ〜女の子ですか。かしこい子ですねぇ」

一体、いつから動物に“子”などという
上等な言葉を使うようになったのだろうか?
これじゃ、動物がまるで人間みたいじゃないか。
動物は人間だったのだろうか?
確かに人間は動物だ。
だからと言って
その逆が成り立つわけではないのだ。

「へ〜メスですか。かしこい犬ちくしょうですねぇ」
…なぜこう言えない?
どうした司会者!
どうした偉そなコメンテイター!

その昔、俺にとっての犬とは敵対すべき存在だった。
生きるか死ぬか、喰うか喰われるか、
そんなギリギリの状況に俺と犬とはあった。

俺の出身は福岡の片田舎だ。
そこに生息する犬たちは自由に野や山を行き来する。
野良犬は当り前。
飼い犬だって行き来する。
首輪をつけた犬、わら縄を首から下げて
一応飼い犬らしく体裁を整えた犬。
…飼い主はどこにも見当たらない。
「こげんかこつは、野良と同じじゃなかね!」と
叫んだって誰も助けてはくれない。

吠えられて追いかけ回されるのはいつものこと。
噛まれたら悪いのは自分だ。
「犬に負くるごたる人間になっちゃでけん!」
…犬は俺の父であり、
また犬は俺の好敵手であった。

今でも俺は、
犬を見るとついつい身構えてしまう。
あの時の恐怖と憎しみが蘇えり、
百倍にしてお返ししたくなる。

だが、最近の犬はむかしの犬とは違っていた。
吠えるどころかシッポを振っている。
目が優しい。
優しいどころか…死んでいる?

横には犬の糞を大切そうに抱えた飼い主がいる。
首輪につなげたビロ〜ンと
伸びるヒモを持った飼い主がいる。
一度、俺はその伸び縮みする不思議なヒモに
足を取られ転びそうになったことがあった。
飼い主は俺に見向きもせず、
「だめでしょ。うっふふふふ」と
犬をなでながら木洩れ日の中へと消えて行った。

オッケー!分かった。
悪いのは飼い主のお前だ。
不思議なヒモで操り、その目を殺したお前だ。
ペットという名で包み込み、
その野性を骨抜きにしたお前=人間だ。

動物を骨抜きにした人間も、
実は骨を抜かれた動物だ。

先日、ある舞台を観に行ってきた。
何も起こらない物語、淡々とした台詞回し、
照明は変化せず、音楽はほとんど流れない。
劇的、飛び散る汗…そんな言葉とは対極にある舞台だ。

このようなタイプの芝居には
極力近づかないようにしていたのだが、
後悔してももう遅い。幕は開いている。
静かに繰り返される日常の物語を観ているうちに、
「果たしてここは劇場だったのだろうか?」
という錯覚にとらわれてきた。

ここは劇場ではない。
ここは動物園だ。
檻に閉じ込められた人間を眺める動物園だ。
その檻の中で人間は、感情を抑制し、
大声も大きな身振りもない『人間』を演じていく。
これが本当の自然な人間の姿だというように。

もちろんそこに、
等身大の自分や周りの人々を映しみて、
何かを感じることは可能だろう。
また、現実に似せた舞台と
本物の現実の違いを読み取り、
そのズレに人間を垣間見ることもあるだろう。
そのような舞台が成立することも俺は理解できる。

だが、よくよく考えてみろよ。
人間の自然ってこういうものか?
いつも淡々として、飯を食い、
ちょっとしたいざこざも水に流して夜眠る…。
これが俺ら人間か?
俺ら人間の行動って、いや、内面って
そんなもんじゃないだろう?

例えそうだとしても、
いや、例えそうであったら、
俺ら人間は何をしている?
隠すことが人間?
【喜怒哀楽】の四文字はどこへ行ってしまったの?

俺らの心は…

意外と風が吹いてたりしないか?
ひょっとしたらそれは、嵐だったりしないか?

そして俺たち観客は、
そんなところ(動物園的演劇)を飛び抜けた所に、
人間の本質を感じ取るんじゃないのか?
…感じ取りたいんじゃないのか?

一体、俺たちはいつ骨を抜かれた!

動物園の動物もペットの犬や猫たちも動物じゃない。
あれは人がつくった骨抜きの模造品だ。

そして舞台を檻で囲った演劇も、
人間の骨を獲得できずにいる。

あの田舎の犬たちは、今頃どうしているのだろうか?
主人の手から自由をもらい、
日々あたりを徘徊する。
敵視する者には吠えまくり、
かなわないと思える者には従順となる…。

そんな人間との切り立った信頼関係を、
今でもりっぱに続けているのだろうか?
…愛すべき骨つきの犬たちよ。
…生きた目をした犬たちよ。



あ〜、思ってること分かるなぁ〜。
書いた本人だから(笑)

結末の演劇と犬を骨抜きでリンクさせるところが、
書き方として甘いと言えば甘いけど、
ま、いいんじゃないかな〜と思う。

…言いたいこと分かるし。
言った本人だから(笑)


2005年12月06日 (火) 00時25分





voice132■想像力


    RES 
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[198]おなまえ:おーはし
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フロッピーの整理をしていたら、
懐かしいものが出て来た。

以前このケトホムペの中で書いた文章だ。
今読んでも我ながら良く書けているので(笑)、
若干の加筆、修正してUPする。

掲載日付は、2002年1月27日となっている。
…前年の夏に俺は初めて、
携帯電話とゆーものを手にしたのだった。
(おそっ!)



人生とは何だろう?
…この問いかけに、ずっとずっと人は答えを
出そうとして来た。
あらゆる哲学者が、あまたの宗教家が、
あきれるほどの政治家が、
そして、ありあまる名も無き人々が。
もちろん答えなど出そうと思わない人もいる。
問いかけすら無視する人もいる。
感じない人もいる。
でも、そんな人々も人生を考える時がきっと来る。
生きる中で困惑の時に。自分の命の黄昏時に。
…けど、そうなる前に
考えられるんじゃないか、
ワカモノよ。

ワカモノはバカモノだ。
無礼で、横暴で、無神経で、
生意気で、恩知らずで、常識がなくて。
ワカモノをこの地球から一掃すれば、きっととても
住みやすくて平和な世の中になるに違いない。

渋谷の人口は半分に減り、ゴミは分別され、
浜崎あゆみは売れなくなり、
全車両シルバーシートとなり、
俺はまた再び、ワカモノの座につくことになる。
ワカモノがいなくなった以上、
次に若いのは俺たちの世代なのだから、
俺はワカモノなのだ。
…つまり俺は、ワカモノにあこがれているわけだ。

俺もその昔、無礼で横暴で無神経で生意気で
恩知らずで常識がないと言われたワカモノだった。
きっと俺より上の歳の人々も、
無礼で横暴で無神経で生意気で恩知らずで常識がないと
言われたワカモノだったに違いない。

つまり、いつの世もワカモノはワカモノなのだ。
旧ワカモノが新ワカモノを嘆き、
旧ワカモノは前時代ワカモノに嘆かれる。
…やはりこの世の中は相変わらず、
悲しい堂々巡りを続けている。

いっそのこと、本当にワカモノをこの世界から
抹殺しちゃったらどうだろうか?
そうすれば悲しい堂々巡りにも決着がつく。
でもその次にはもっと悲しいことが待っている。
人類に子孫が絶え、世界は終わる。
…けど、そこまでしないと俺たち人間って
分かんないのかも知れない。
人は失ってみて初めて、その失ったものの尊さを知る。
世界について。
人間について。
人生について。

ワカモノにあこがれている俺は、いつの間にか
携帯電話を買っていた。ワカモノ=携帯という考え方も
実に旧石器時代的だが(でも本当はそんな自分が
たまらなく好きなのだが)、とにかく俺は
携帯電話を買っていたのだ!!!!!

どうして「!」が5つもあるのかと言うと、実は俺は
ラジカルな《携帯否定派》だったのだ。アナーキーな
《携帯持ってっから根性ひん曲がんだバカヤロウ派》
だったのだ。

いつだったか飲み屋で、
見知らぬ女と携帯のことで
言い合いになった。
もちろん、たっぷり泣かしてやった。

だが時代の波はそんな俺まで飲み込んだ。
「とにかく一度持ってみよう。そして今生きている
この時代の風を感じよう」
…持ってみて分かった。
やっぱりいらないこんなもの。
無くても別に困らない。
何だ、時代の風とはこんなもんか。

俺の世代のワカモノには、
へそ曲がりな奴らが確かにいた。
人が右に行けば左に行く。
Aが流行ればBを追う。
朱に交わっても赤にはならない。
…そんなへそ曲がりだ。
そして、そういう生き方がカッコイイとされていた。

でも今は違うみたいだ。みんなが右なら自分も右、
Aが流行れば全員A、朱に交わって手をつなごう!
みんなおへそが真っ直ぐだい!

そんな全体主義から外れた者には
『孤独』が待っている。

「ある」からいけない。
「ある」とそれが当たり前になる。
今のワカモノにとって携帯は当然「ある」ものだった。
昔のワカモノにとってテレビは当然「ある」ものだった。
でもそれがなかったら、「ない」のが当たり前になる。
でも、事実あるんだからしょうがない。
だったら、ないことを考えてみよう。

…もし携帯がなかったら、もしテレビがなかったら、
俺たちは一体、どのような生活をやっているんだろう?

…もし僕がひとりぼっちだったら、
もし私が傷つけられたら、
私たちはどうすればいいんだろう?

みんなが右向け右してしまう全体主義は、
現状の生活を守ろうとする臆病者の逃げ道だ。
孤独を恐れて慣れ合う者の棲み家だ。
…彼らは今の暮らしを支えているものが
なくなることに恐怖を感じる。
本当はいらないものでもなくなることが怖い。
「ない」ことへの冒険がない。
「ない」ことへの想像力がない。

…孤独が怖い。
だから孤独に目を背ける。
だから孤独な人間の痛みが分からない。
無意識に、または計算づくで人を傷つける。
そこにもやはり想像力がない。

自分が『孤独』だったらという想像する力。

世界は想像力の欠落でいっぱいだ。
…戦争を想像できないから、
爆撃を受けた者の悲しみが分からない。
…飢えるということが想像できないから、
難民キャンプの映像がピンと来ない。
…政治家とは何かを想像できないから、
支持率を上げてしまう。
…虐待された子供の気持ちが想像できないから、
虐待する。
…ストーカーされる側の恐怖が想像できないから、
ストーカーする。
…いじめられた者の苦痛が想像できないから、
殺してしまう。

『人は失ってみて初めて、その失ったものの尊さを知る』
だが俺たちには想像する力がある。
失う前に俺たちはそのものについて想像できる。
その尊さを知ることができる。
世界について。
人間について。
そして、人生について。



う〜ん、言ってること好きだし、
今でもそー思ってるんだけど、
なんとな〜く、てか、かなりオヤジ入ってんな〜
年齢的には今の俺の方が全然オヤジなのに(笑)
ま、今はただのアホになってっけどさ!

(ごめんなさ〜い!今じゃ携帯手放せませーん)
(ごめんなさ〜い!今じゃメェルしまくりでーす)

ま、そのへんは置いといて(笑)、

想像ってのを「思う」って変えてもいいよな。
世の中で起こっている事件や事象を思うこと。
…人の気持ちを思うこと。

でも「思いやり」じゃない。
思いやっちゃうと、なんだかウソ臭くなる。
**
思うだけでいいんだよね。
思えば行動、行為なんて自然とついて来る。
…けど、その思うことが難しいのさ。
真剣!全力!真っ直ぐにその事を、
その人を思えるか?

思えないヒト、多いよ。


2005年11月28日 (月) 01時14分





voice131■魔王


    RES 
-------------------------------------------
[197]おなまえ:おーはし
------------------------------------------------
この前のじみんとーが圧勝した選挙、
俺は惨敗した側に投票した。小選挙区も比例区も。
なぜなら、コイズミって奴が嫌いだから。
奴の顔も言ってることも態度も気に食わないから。
…郵政改革もマニフェストもテレビ演説も、
見ない聞かない感じない。知ろうともしない。
俺の投票判断はただ一点。
…コイズミが嫌い。

政策や理念を無視して、ただの好き嫌いで
投票所に向かう姿勢は誉められたものじゃない。
んなの分かってる。
でも俺は、これが悪いことだと思っていない。
…こうするしかなかった。
だって政治に期待していないから。
期待しても同じだから。
何も変わらないから。
ボクの生活はウルオワナイから(笑)

…無力感…

なぜこうなってしまったのか?
なにがいけなかったのか?
そしてこのことは、なにをいみしているのか?
…おれはどこにつれていかれるのか?
このにほんにすみ、くらすおれは、
このにほんによって、いったい、
どこにつれていかれようとしているのか?

そんなことを考えさせてくれる本…『魔王』

この魔王は二部構成で成り立っている。
前半が「魔王」と題されていて、
後半は「呼吸」となっている。
前回書いたように前半の滑り出しは素晴らしかった。
よくある日常の出来事で始まるのだが、
その中で渦巻くテンションが凄い!
その後に期待感大だったのだが…。

話が停滞してしまうのだ。
いつもの伊坂みたいに、下り坂を転がるように
話が弾けないし、目まぐるしいエピソードも少ない。

ちょっとこの作品はやばいかな?
この先これに付き合うのはキツイかな?
…と思いながら後半の「呼吸」に突入。

おもしろい。
俄然、おもしろさがひーとあっぷ♪
物語が前半の「魔王」と呼応して結びつく。
立ち上がる!
作者が語りたがっていることが明確になって来る。
…もーそこからは一気読み!!(笑)

この『魔王』は…
空と政治の物語である。
ファシストと戦う超能力者の物語である。
日々を綴る柔らかな語り口の中に立ち込める、
強い意志の物語である。
考えろ考えろと常に熟考する兄と、
考えない考えないと直感で生きる弟の物語である。
その弟が兄の意志を継ぐ物語である。

そして…
真っ直ぐに生きることをとても、とっても、
清々しく感じさせる物語である。

めちゃくちゃ政治のことについて考えました◎
これからの日本について考えさせてくれました◎
それも分かりやすい文章で◎
人を煙に巻くような言葉を使わず◎
政治音痴の俺にも理解出来るように◎◎◎

たとえば一例を挙げると、
ゆくゆくは改正されるであろう憲法(>_<)で、
その改正憲法に「自衛のため」という文言が入ると、
解釈次第でどうとでもなるのだ。
「自衛のために核兵器を持って、
まずはひとつ、発射しておきますか」
…ってな具合。

怖いっ!
けど、こうなるよ!きっと!!

とは言え、堅そうで堅くないのがこの小説。
弟の潤也が水田の広がる田舎で、タカやトンビの
猛禽類の定点調査をしているシーンなんか、
本当にのんびりとした景色が目に浮かび、
心もゆったりいい気分。
潤也と妻の詩織が競馬場で馬券を当て続けるのだが、
いっしょになってハラハラしてしまう。
夢中になってしまう。

潤也が欲しいのは、空を見上げて、
鳥の行方を見て、ただ呼吸することだけなのだ。
…それを乱すモノへは戦うしかない。

独裁者ムッソリーニが恋人のクラレッタと銃殺される。
死体が逆さに吊るされる。
群衆は唾を吐き大歓声を上げる。死体へ向けて。
いくら独裁者とは言えもう死んでいる。
目の前にあるのは、ただの死体だ。
逆さのクラレッタのスカートはめくれている。
それが群集の男の心に、
そして女の心にも火を点ける。
いやらしい群集。
醜い群集。
その時ただひとり、そのスカートを戻して自分の
ベルトで縛って、めくれないようにした者がいた。
大ブーイングの中、興奮する群集に
殺されてもおかしくなかった状況で…。

そういう人間になりたいと潤也は思う。
大きな洪水は止められなくても、
その中でも大事なことは忘れないような、
流されずに立ち尽くす一本の木のような人間に。
…クラレッタのスカートを直すような人間に。

どだー!
カッコいーだろっ!
強いだろっ!
清々しいだろっ!!

【でたらめでもいいから、自分の考えを信じて
対決するんだ。そうすれば世界は変わる!】
…小説の中の一言。
どだ!
どだ!
どーだー!!!!!!!

伊坂幸太郎、34歳。
デビューしてなんと!まだ5年目。
これからがめちゃくちゃむちゃくちゃ楽しみだ☆
わーい\(^O^)/

注意。
ここまで無邪気に盛り上げておいてナンですが、
伊坂幸太郎を読むのに、一発目にこれは薦めません。
やはり『ラッシュライフ』がオススメです。
『オーデュボンの祈り』『重力ピエロ』もいいです。

…伊坂にとって『魔王』は、
実験的な意味がかなり含まれていると思います。


2005年11月21日 (月) 14時20分





voice130■やっぱ伊坂でしょ!


    RES 
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[196]おなまえ:おーはし
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■ハマコクラブキヨコクラブ(演劇)

演出だけ関わった『NEXT』という作品で、
一緒したカズの公演。…おもしろい!
笑いました◎
ここの作と演出は、池田政之という商業演劇では
ちょー売れっ子の人がやっている。
なので、本も芝居作りも達者なのだが、
それと共に役者もいい。
うまい。…というか、ラフに魅せる。
ラフに装いながらカッチリさらって行く。
中でも、やっぱカズがいい!
カズ=濱田和幸…恐るべし。

■コープス・ブライド(映画)

ナイトメアーでその世界にはまってしまって、
同じティム・バートンの
同じストップモーションアニメで期待大。
だが…
話にいまいち大きな波が来なくて、ちと退屈。
だが…
ミュージカル部分はやっぱりサイコー!!
映画館なのにノリで体が動く自分がいた(笑)

■事情景(コント)

ずっと昔にケトで役者参加してくれて、
前回の『デューク!』では舞台美術をやってくれた、
とつとつ物静か暖か系の一平ちゃんの公演。
七本ぐらいのコントがあったが、
笑えるもの笑えないもの、半々か…。
一番大笑いしたのが、
一平ちゃんが日本語教室で言い間違いしたトコロ。
あそこは瞬間最大視聴率80%は行ったな。
…彼もどんどんいー役者に突き進む。

■コスモル(演劇)

去年の今ごろ、俺が役者参加した劇団。
思い出すなぁ〜あの頃。…苦しかったし
激大変だったけど思い出はいっぱいだ。…なみだ…
もっと頑張れ!
もっと出来る!
もっともっともっとやれる!
…俺は知っている。
コスモルのやつらはこんなもんじゃないよ。

■TAKESHIS’(映画)

これだけ頭の中に前情報を入れずに、
これだけ衝動的に映画館に走った事はない。
知ったのは電車の中のフロムAがらみの広告記事。
「あ!行かなきゃ!」…それだけで観る。
なぜなら…
それは、たけし映画だから!
いやいや、それにしてもシュールでした。
わけ分かりません(笑)
最近の数作でかなり大衆寄りになっていたから、
そのぶり返しか?
でもいい。すき。よかった。
たけし映画の香りは間違いなくぷんぷんする。
それだけで許せるのだ、俺にとっては。
一部、舞城王太郎の小説の引用か?と
思える映像部分がある。
たまたまかも知れないけど、
そーゆーのを気づける自分がうれしい。
…北野とたけしの夢が交差する。
その夢の暗示に意味を見つけ出したくて、
俺は映画を観ながら模索するのだが、
それがつかめない。…それが混乱を引き起こす。
ま、夢とはそういうモノだろうが。

■魔王(小説)

おなじみ、大プッシュ!プッシュ!プッシュ!中の
伊坂幸太郎、出たばかりの超最新刊。
…あ〜、新しい印刷の匂いがするぅ〜(笑)
数時間前に買ったばかりなので、
24ページまでしか読んでませ〜ん!…にゃは〜
けど書いちゃう。
だって分かるもん。
これは凄いよ。
いや、この人のは全部すごいのだが…。
書き出しが!滑り出しが!も〜どっきどき!
文体、タイトです。
テンション、ハイです。
でも、実に日常です。
そのくせ政治です。超能力です。
あ〜、俺は、伊坂と同時代に生きた事に感謝する☆

速報が入る。
…なーにーっ!?
12月にはまたまた新刊が出るだとー!!
たく…伊坂幸太郎ったら♪♪♪


2005年11月11日 (金) 23時46分





voice129■乱れ撃ち◎


    RES 
-------------------------------------------
[195]おなまえ:おーはし
------------------------------------------------
どこかの誰かが(つまりシミズが)、
俺が飲んだくれてるとゆー悪評を流し続けるので、
書く予定はなかったけど書きます!

『ユキムラ』が終わって何をしていたかとゆーと、
ただ単に仕事ばかりをしていた。
…だって、お金が無くなったんだも〜ん!

一日中仕事!仕事!の毎日。
だから飲んだくれてはいません。失敬な!(笑)

…そう、今回は現実生活に戻るのが早かったな〜。
いつもだと公演が終わった度に、
やったコトに浮かれたり、落ち込んだりしていたけど、
今回はそんなの無い。
…これはいいこと?わるいこと?

それだけ、ユキムラには
一定の距離感があったのかなぁ〜。
…それはいいこと?わるいこと?
=分からん。

以下は、そんな仕事三昧のスキをついてやったコト。

「鹿殺し」の新作を観た。
やっぱこの劇団はいい!大好き!!
…んがっ!
今回はちょっとだけストーリーに難があったかな?
それも良し。
これからが楽しみな劇団ってのは何の変りもない!!
ここの役者はすげーぞぉ〜♪

伊坂幸太郎とゆー作家がどんどんメディアで
目に付くようになって来た。
とっても良い事だ。とってもうれしい事だ。
…と、えらそーにゆー俺は、
今年に入ってからの伊坂フリークだが(笑)
『死神の精度』を読む。
この作品は死神が主人公の連作短編集。
この中の一本、「死神と藤田」がいい。
ヤクザの藤田は言う。
…俺が怖いのは死ぬ事じゃない。負ける事だ。
かっくい〜い〜い〜い〜♪♪
とにかく伊坂と言う作家は凄い!!
この凄さは読んでもらわんと分からんが…。

ストーンズのニューアルバムにはまる。
ちょっとこのカッコ良さって何!?
確かにオヤジがやってるオヤジロックかもしれんが、
実際聴いてみぃ〜!
年齢って何?って思わせる。
そこらあたりのワカモンよりずっと若いぜ☆
音がよ!!グルーブがよ!!
…トラック1「roughjustice」は、
毎朝毎晩の俺の必須ナンバーだ。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を観る。
素晴らしい!
ホントに素晴らしい!!!!!!!
見逃せない画面、気持ちいー展開の速さ、
ミュージカルの良さ再発見、
そしてそして、納得なるほどのストーリー!
こーゆーストーリーが本当のストーリーとゆー♪
…今頃この作品を観る俺のアンテナの低さが悲しい。

以上、ランダムな公演後の日々…。
乱れ撃ってる俺でした!っと◎


2005年11月05日 (土) 00時19分





voice128■ユキムラが出来るまで 完


    RES 
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[194]おなまえ:おーはし
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●10月11日(火曜日)●
〜千秋楽〜

12時劇場入り。
UP、発声、準備後、舞台集合。
衣装を着けて全員で記念写真撮影。

14時ラストステージ開幕。
俺の出はおよそ20分後。
…なんて俺は、穏やかに台詞を吐くんだろう?
…どうしてこんなに優しく言葉が出るんだろう?

やりながらびっくりする俺。
こんな感触初めて!
ひょっとしたら、これは行ける???

稽古場ではいつも苦労していた夕日のシーンも、
流れに乗って難なく突破!
幸村のの場面も感情が気持ち良く出る。

ここ二回の本番で言えなくなってしまっていた、
怒りのシーンはやり方を変えた。
そのせいで、ちょっとニック(兵太役)とは
台詞がかち合ったが、滑り込みセーフ?(笑)

無事、ラストステージ終了。
こんな優しい道三も出来たんだ…と感慨にふける。

バラシも終わり、22時からは打ち上げ。
西村さんに怒りのシーンについて、
あの安全策は取って欲しくなかったと言われる。
そばにいたらんちゃんが、
私が助言したから、ごめんなさい…と言う。

どっちの意見もいいんだよ。
どっちの意見も正しいんだよ。
…これは俺がやったことだから。
…大丈夫!

二軒ハシゴして、家に帰ったのは朝の9時ごろ。
いい芝居だった。
いいやつらに恵まれた。

失敗は肥やし。成功は自信。


2005年10月12日 (水) 22時56分








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