ハートフル隣家の食卓 |
[127] 「 でも、おじいちゃん、私そうしたら結婚はどうしたらいいの? 」
[126] 「 そうとも。別れってやつはとても辛いことじゃ。何年も頑張って一緒にいたならなおの事。けれど十分に悲しんだ後には、又穏やかな気持ちになれる時が来る。悲しみを溜め込まず、たくさん泣いていいのじゃよ。大丈夫じゃ。わしらが皆ついておる。愛は自分の人生を十分楽しんだらいい。亮歌の事も心配いらんよ。彼の悲しみは彼にしか乗り越えられない。自分で乗り越えるのが彼のためじゃ。彼は彼のために生きる。愛は愛のために生きる。それでいいのじゃ。 」
[125] 「 おじいちゃん・・・うん、わかってる。わかってるから辛いんだ。別れって、辛いものだね、おじいちゃん。 」
[124] 「 愛や、可愛い私の孫よ。暴力や暴言をふるう関係はやめておきなさい。そういう男は父親になっても子供が苦しむ。愛は賢いからよくわかってるじゃろう。 」
[123] 「 ・・・涙 」
[122] 「 又俺を変えようとするのか?!俺を変えようとするのはやめろ!!! 」
[121] 「 じゃあ・・・私達、お別れだね。悲しいけど・・・仕方ないのかな。他に方法はないのかな?亮歌が暴力をやめて、イライラもぶつけなければ、ずっと一緒にいたいんだ。怒ってない時の亮歌は大好きだから。 」
[120] 「 嫌だ!俺は俺のやり方でやって行く事に決めたんだ!もう、人にああしろこうしろ、と言われるのはまっぴらだ!!! 」
[119] 「 そりゃあ、亮歌が自ら変わりたいって思って変わってくれたら嬉しいけど・・・ 」
[118] 「 俺に変われっていうのか?! 」