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[986] 投稿者:カレンダー発送人 - 2008マラミュートカレンダー RES


カレンダーが到着しました。
(業務連絡 : 欠損なく無事に届いております。ありがとうございました、。)

ご注文いただきました皆様へは、週明けから順次発送いたします。
注文まだ!という方は、お待ちしております。

2007年12月02日 (日) 19時25分

[987] 投稿者:カレンダー発送人 - カレンダー


カレンダー、完売しました。
ありがとうございました。

2007年12月08日 (土) 18時41分

[988] 投稿者:れんたろう - 遅かった。


仕事に追われて投函が間に合わずに、今日を迎えてしまった。
来年は、カレンダー無しか。
残念です。

2007年12月09日 (日) 00時05分

[985] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第3-5-3回) RES


 とても涼しくなりました。いや、朝晩は寒いくらいです。お散歩にはいよいよAMCJベンチコートの出番です。真冬は掻巻(かいまき)のような厚手のベンチコートにしますが、秋はAMCJ製です。カミさんとおそろいですので、「ああら、お仲のおよろしいこと」・・なんて近所のおば様方から言われます。ただ、「今年は急に寒くなる」との予報です。すぐに厚手に変わるかもしれません。

 実家(九州)では掻巻のことを“ドンゴロス”といいます。てっきり方言か、実家独特の表現だと思っていました。ところが広辞苑にも載っていることが判明しました。その上、語源は英語で、「dungaree」の複数形です。広辞苑に掲載されると日本語として認められたことになるそうですが(天声人語より)、“ドンゴロス”も認知された言葉だったのですね。カミさんの同僚(関東人)が“ドンゴロス”という響きを妙に気に入り、我が家に遊びに来ては「ドンゴロスはもう出したの?ドンゴロス掛けはどこ?」なんていつも話題にしています。


3-5 口・歯
3-5-3 歯肉炎

 歯肉とは歯茎(はぐき)のことです。歯肉に炎症が起こると「歯肉炎」です。歯周病の早期と思ってください。「口臭」の項で書きましたように、3歳以上では80%を越える個体に歯肉炎が見られると言います。特に小型愛玩犬では早い時期から歯肉炎を患うことが多いようです。

 歯肉炎は日常管理で気づきます。口臭がややきつくなります。そして、口の中を見ると、歯茎が赤く腫れ、場合により出血が見られます。好発部位は頬の上顎面です。上の奥歯あたりです。いろんな程度に歯垢、歯石の蓄積があります。また、歯茎の表面を触ると出血することもあります。

 歯肉炎の原因は歯垢の蓄積です。歯・歯茎のケアをなんにもしないと、歯と歯茎の境目に沿って歯垢はどんどんたまっていきます。歯垢は、歯の表面に薄く付着し、72時間以上付着したままだと硬くなり、歯石へと変化します。歯石は歯磨きだけではなかなか取れません。歯垢はいわば細菌のかたまりで、この細菌が悪さをしてついには歯肉炎となるのです。そのまま放っておくと歯周病です。

 歯肉炎のリスク要因は、年齢、犬種(小型犬種、短頭犬種)、柔らかい食餌、開口呼吸、口腔内のケア不足、尿毒症・糖尿病、自己免疫疾患などです。

 歯肉炎には予防が大切です。すでに「口臭」の項で紹介した歯磨きを、できれば毎日、少なくとも週2回ほど手入れをやってあげたいものです。・・と書いたものの我が家はケアをやっていなかったなあ・・猛省、猛省・・今からでも遅くないかなあ。

2007年11月03日 (土) 09時47分

[984] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第3-5-2回) RES


 今月上旬に「動物感謝デー」というものが都民広場で開催されました。世界獣医学協会が提唱する“World Veterinary Day”の趣旨を踏まえ、獣医師の仕事への社会的理解を深めるとともに、獣医師と市民との関係をさらに良好にしていこうとする催しです。国内では今回が第1回でした。講演会、公開番組、ペット相談などとともに、各大学、企業のブースもありました。

 そんな催しにひょんなことから家族一同で参加しました、主たる目的はその後の買い物と食事でしたが・・。受信料を徴収する放送局から会場でインタビューされました。放送日時を確かめると「カットされるかもしれませんが・・」と前置きしながら教えてくれました。放送を楽しみにしています。永久保存版として録画し、出演場面がなければ消去します。

 買い物は娘の希望によりカリスマ店員のいるショップ探索をしました。あちこちに柳原可奈子さん(ブレイク中の芸人)がいるように感じました。あまりの混在ぶりに早々に退散しました。買い物時間が制限された娘はいたくご立腹でした。食事はブラジル料理にしました。当然ながら食べ放題のシュラスコです。肉、肉、肉・・を堪能しました。せっかくのダイエットが元の木阿弥です。 
 

3-5 口・歯
3-5-1歯の変色

 犬の歯の数はご存知ですか。子犬では28本です。個体差はありますが、生後6か月くらいに永久歯に生えかわり、成犬では42本です。といっても、本日は歯の数の話ではありません。歯の色の話です。

 口の中を覗き、歯の色を見てみましょう。どんな色をしていますか。変色がありますか。あるとしたら、それは1本だけですか、全体ですか。その変色は歯全体に見られますか、線状の変色ですか。

 若い個体では新庄さんのように真っ白けでしょうね。年齢を重ねるにつれ、黄色、褐色、黒褐色などに変色していることが多いかもしれません。こまめに歯の手入れをやってもらえると、年老いても真っ白けのままという個体もいます。歯の変色の原因は外からやってくるもの(外因性)と体の内側に問題がある場合(内因性)に分かれます。犬では細菌による外因性変色が最も多いようです。

 外因性では、細菌(緑色−黒褐色−橙色)、歯垢(黒褐色)、色のついた食べ物(食べ物の色)、歯肉の出血(緑色)、それから金属製のケージや食器をかじったときにも歯が変色することがあります。
 
 内因性では、高ビリルビン血症(歯列が形成される時期に高ビリルビン血症があると、全ての歯に緑色の線状の変色が見られます)、局所的な赤血球破壊(歯の外傷で見られ、通常は1本の歯が変色します。色はピンク色〜灰色です)、エナメル質形成不全症(全ての歯が影響を受け、色はピンク色です)、象牙質形成不全症(灰色を帯びて見えます。エナメル質が象牙質から取れやすくなります)、感染症(全体の歯のエナメル質形成が影響を受けます。一時的な体温上昇によるもので線状に変色が見られます)、フッ素沈着(全体の歯が影響を受けます。黄褐色の変色です)などです。

 その他、いろんな原因で歯の成分が吸収されることがあります。このときにも変色が見られます。それから薬剤(テトラサイクリン、アマルガム、ヨード剤など)、遺伝による変色もあります。

 歯の変色で死に至ることはありません。しかし、変色は歯肉炎・歯周病の前兆、あるいは証拠のようなものです。さらに悪化しないようになんらかの処置をすべきかもしれません。なお、内因性変色では、歯が弱っていますので、柔らかい食餌に変え、ガムなどは与えないようにすることも考えなければなりません。

2007年10月14日 (日) 06時38分

[983] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第3-5-1回) RES


 なかなか本格的な秋がやって来ません。昨日もそうでしたが、「今日は夏日に逆戻りです」の天気予報にうんざりしています。散歩タイムの朝晩がやや涼しいことだけが救いだな・・と思っていたら今日は朝から冷たい雨が降っています。冷風扇を除湿運転にして扇風機1台で過せるかもしれません。

 “収穫の秋”に間違いないという出来事がありました。実はこのところ庭に野鳥がやって来ないのです。特にスズメ達はお見限りです。近所でもスズメの姿をあまり見かけません。落穂拾いに田んぼに出かけたか、木の実を取りに山に行ったか・・この薄情者め、一宿一飯の仁義を忘れたか・・そんな訳で野鳥の餌台も開店休業状態で、鳴いているのは閑古鳥だけとなっています。
 

3-5 口・歯
 本日より頭部の諸器官、つまり口、鼻、目、耳についての話題を提供します。まずは“口臭”です。

3-5-1口臭

 飼犬から顔を舐められて、「おいおい、なにを食ったんだよ、口が臭いよ」というときがあります。人間では本当に口臭がある場合と、口臭がないのに口臭があると思い込む場合があるそうです。思い込みによるものは心因性口臭と呼ばれています。当然ながら犬では心因性口臭はありません。そんなにデリケートな生き物ではありません。

 人間の口臭の原因は様々です。食べ物からの代表選手はニンニクです。ニンニクの臭い成分(アリシン)は、血流に乗って肺に入り、呼気として吐き出されます。息自体が臭いのですから歯磨きをしても消えることはありません。肝不全ではネズミのような臭いがし、腎不全では尿のような臭いがします。また、糖尿病ではアセトン臭(マニキュアの除光液の臭い)があります。肺膿瘍、消化器系腫瘍があるときに口臭がきつくなることがあります。

 さて、犬ですが、犬の口臭はほとんどの場合が歯周疾患によるものです。口臭は小型犬種、短頭犬種に多く、そして老齢犬に多くみられます。小型犬種、短頭犬種では歯の隙間が狭く、どうしても口腔内を清潔に保つのが難しくなりますし、歯垢・歯石も付着しやすくなります。小型犬種は長生きですし、飼主さん達は柔らかな食べ物を与える傾向が強いようです。これらは歯周疾患の素因になります。3歳を過ぎると80%以上の犬になんらかの歯周疾患があるといわれています・・10歳過ぎになりますとそりゃあもう・・人間と同じなのです。口腔内で増殖した細菌が産生する硫化水素・メルカプタン・揮発性脂肪酸などが口臭になります。歯周疾患については別項で紹介することにします

 歯周疾患以外にもいろんな原因があります。匂いの強い食べ物を食べたとき、糖尿病・尿毒症のとき、鼻炎・副鼻腔炎のとき、巨大食道のとき、呼吸器系や消化器系に腫瘍があるときなどです。

 歯周疾患以外が原因の場合は、動物病院で病気に応じた適切な治療が必要です。歯周疾患はやはり予防が大切です。猫は歯磨きをとても嫌がりますが、多くの犬は極端に嫌がることはありません。毎日こまめなケアが可能です。口腔ケア製品もいくつか市販されています。これらを活用することができます。歯周疾患も重度になりますと動物病院での歯科処置が必要になります。スケーリング(歯石・歯垢の除去)、ポリッシング(スケーリング後の研磨)などです。場合により抜歯が必要なこともあります。ただ、獣医療において歯科、耳鼻科、眼科はまだまだ未開拓分野かもしれません。

2007年09月29日 (土) 09時37分

[982] 投稿者:メタボリック - 負荷心電図検査において、重要な臨床的データ RES


負荷心電図検査において、重要な臨床的データをご案内します。これは、
米国心臓病学会のガイドラインで示され、世界的に評価されたものです。

引用は、March 14 2002 N Engl J Med Vol 346 No 11 793-801
 運動試験による男性の運動限界と生存率
ビクター エフ フロエリヒャ 博士、米国 スタンフォード大学、
心電図負荷試験及びメタボリック指標の父、ACC及びAHAのガイドラインの原案作成者
図解は、縦軸 相対的危険度、横軸 危険度の原因で、
左から、高血圧、慢性的閉塞性肺疾患、糖尿病、喫煙、体脂肪率、コレステロール、

2007年09月24日 (月) 15時02分

[981] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第3-4-4回) RES


 今年のお盆休みは久しぶりの大型連休(五連休)になりました。ところが、猛暑を通り越して厳暑・酷暑の日々です。出かける気力も、室外活動(草取りなど)にいそしむ体力もなく、干物オヤジ&娘はひたすら室内で過ごしました。アンポンタン達も干物犬に成り果てていました(いや、こいつらは生まれてずっと干物状態か・・)。

 「お盆休みにポスター描きと作文を終わらせてよ!」と通常勤務のカミさんに命令され、娘を監視していました。ポスターはなかなかの大作らしく(?)、いつまでたっても完成しませんでした。原稿用紙に向かう姿を見ることはついにありませんでした。そして、あっと言う間に五連休は終わったのです。

 ということで、本日は甘い父親の監視の下で作文に取り組み、明日は鬼のカミさん監視の下でポスターを完成させるそうです。すぐに母娘バトルが始まりますので、明日はアンポンタン達と別室に避難することにします。


3-4-4 脾腫

 脾臓が腫れた状態を脾腫(ひしゅ)といいます。その腫れかたは、部分的にゴツゴツとした“結節性”と全体的に腫れあがる“びまん性”の二通りです。結節性脾腫は腫瘍が最も疑われ、その他に出血・炎症・感染症などが原因になります。びまん性脾腫の原因は、炎症(脾炎)・うっ血・リンパ系の過形成・細胞浸潤などです。なお、一般の飼主さんが脾腫に気づくことはまずありません。

 脾腫を伴う代表的な病気に脾臓捻転、血管肉腫があります。脾臓捻転は胸部が広くて深いシェパード・グレートデンに多く、血管肉腫はシェパード・ゴールデン・ラブ・スタンダードプードルに多いといわれています。

 脾臓の役割は二つに集約されます。免疫学的働き(白血球を造る)と血液に関する働き(古くなった、あるいは異常な赤血球を破壊する、血液を貯蔵する)です。といっても、なくてはならない臓器ではありません。

 脾腫では脾臓の働きが悪くなっています。脾臓の役割を考えるとその結末も容易に想像できます。免疫が十分に機能せず、病気に罹りやすくなります。大量の血球と血小板を脾臓が捕らえてしまいますので、血液中の血球と血小板が減少して貧血になります。また、十分な血液が供給されなくなった部分が損傷を受け、出血や壊死(えし=部分的に体の組織や細胞が死ぬこと)に至ります。

 まず脾腫の原因となった病気を突き止めてもらいます。治療可能なものであれば、その病気を治療してもらいます。重度の貧血のとき、他の臓器を圧迫して障害が出ているときなどは、背に腹はかえられず、手術による脾臓摘出が必要になる場合もあります。「脾臓がなくなっても大丈夫なの?」との疑問が湧くかもしれませんが、動物の命に別条はありません。アフターケアを十分に行っていけば過剰に心配する必要はありません。

2007年08月18日 (土) 11時35分

[980] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第3-4-3回) RES


 犬のお食事で久々に大盛り上がりですね。回答者の砧様には申し訳ないのですが、とても喜ばしいことです。

 「東日本は空梅雨か?」と思っていたら、終盤になって梅雨らしい天気が続き、なかなか夏がやって来ませんでした。しかし、やっと梅雨明けだそうです。高湿度に悩まされています。また、天気が不安定で雷雨も多くなっています。雷恐怖症のユウヘイがやや心配です。先日はあまりの恐怖でおもらしをしてしまいました。夏休みで毎日が日曜日の“干物娘”にしっかりと世話をお願いしなければなりません。

 「野鳥に優しく大作戦」を現在も継続中です。ヒヨドリとメジロは来なくなり、訪れるのは山バトとスズメになっています。山バトは夫婦(?)でやって来ます。犬の散歩から戻ると「おじさん、そろそろ食事タイムのようですが・・」と話しかけてきます(たぶん)。先日は子供とおぼしき幼鳥もいっしょでした。“鳩の餌”なる市販品も購入して庭の片隅にまいています。スズメは徐々に数が多くなっています。とてもかしましい朝です。干物娘が「早朝からうるさいし、糞公害が問題にならない?」と心配しています。一宿一飯の仁義を守ってほしいものです。

 そうそう、回覧板に「早朝のバイクの空ぶかしをやめてほしい」との苦情が寄せられたと書いてありました。カミさんから「あなたのことじゃない?」といわれました。空ぶかしはしませんが、“早朝の”に思い当たる節があります。ご近所に迷惑をかけない程度に野鳥とバイクを楽しもうと思っています。


3-4-3 肝腫大

 肝臓が腫れて大きくなった状態を肝腫大(かん・しゅだい)といいます。肝臓に異常がある証拠です。ただし、肝臓に病気があっても、正常な大きさであったり、逆に縮んでしまったりという場合だってあります。よほど腫れない限りはっきりしません。ゆえに飼主さんが初期に気づくことは少なく、動物病院での肝機能検査と触診で異常が発見されることが多いようです。動物病院の先生は、腫れの状態、柔らかいか硬いか、明らかなしこりがあるかなどを触って検査します(触診)。柔らかい場合は肝炎、硬い場合は肝硬変、しこりを感じるときは腫瘍などが疑われます。

 肝臓の働きを少々解説しておきます。肝臓は多くの物質が生成される場所です。例えばコレステロールです。消化を助ける胆汁、いろんなホルモンの原材料になります。それから糖をグリコーゲンとして貯蔵する役目があります。グリコーゲンはエネルギー源として利用されます。それから有害物質を分解して無害にする働きも重要です。“肝心(肝腎)”というくらいですので、そりゃあ重要な臓器なのです。
 
 肝臓の異常では、症状がでない場合もありますが、食欲不振、嘔吐、胃潰瘍、下痢、肝性脳症、発熱、黄疸、腹水、肝腫大などなど様々な症状が出ることもあります。肝腫大の原因は、肝臓の炎症(肝炎)、循環器障害(心臓病、フィラリア症など)、腫瘍、胆嚢・胆管障害、膿胞などです。それから薬物・毒物などで肝臓に壊死が起こった場合も腫大します。

 心疾患及び肝疾患が重症であれば入院もありますが、一般的には通院しながら原因に対する治療をやってもらいます。心疾患、腹水があるときは塩分控えめで、運動制限とケージでの安息は必要です。脱水症状、肝性脳症(旋回運動などの神経症状が出現します)などには要注意です。おかしかったらただちに病院です。

2007年08月04日 (土) 08時51分

[976] 投稿者:桔梗 - 早速 RES


お肉屋さんをあたってみます。
牛の骨は煮て乾燥させてから与えると良いのでしょうか?
生でそのままでも良いのでしょうか?

鶏がら・・鳥の骨は生ですよね?
加熱すると割れ方が鋭く与えてはいけないと聞いた事があるので・・
生だと大丈夫なんでしょうか?

2007年07月20日 (金) 18時49分

[978] 投稿者:砧 - ホネホネ


以下はあくまで我が家のやり方です。

牛骨は、ナマで与えます。
場合によっては、煮て、スープは人間の料理に使うことも・・・。
骨髄のある豚骨は煮ています。
牛骨・豚骨は骨端の周囲に脂肪組織が多いので、それはある程度取り除いてから与えます。脂肪は若くて運動量の多い犬に使います。
それをしないなら、次の食餌のフード量をかなり減らして調整します。

鶏の骨は、たいてい他の野菜・根菜類や海藻、レバーなどと一緒に煮てから与えることが多いです。
(煮たほうが良いというより、鶏がら煮れば人間のオカズも一品できてしまうからです!)
ナマで与えても、健康に害は少ないと思います。
むしろ、肉類でも何でも、ナマのほうが消化はぐんと良いです。
マラミュートは大型犬ですもの、鶏の骨を食べて死んだという話は聞いたことがありません。食道も肛門も大きいですよ!
同じ鶏の骨でも、小型犬でしたら話は別でしょうけれどね。鋭い骨で消化管を傷つけることもあるかもしれません。

特に幼い頃からフード以外の食物を与えつけていると、消化器官も相当頑丈になります。
大概のものは受け付けるようになります。

しかし、鶏をナマで与えると別の意味で心配だという声もあります。
それは、ナマの鶏の匂いを食物として認識することを強化すると、「近所で飼われている鶏も食欲をそそる対象」と見てしまわないか、ということです。
ここだけのヒソヒソ話ですが・・・うちも昔々、2頭の犬が、運動コース上で庭先で鶏を飼っている家をちゃんとチェックしていて、ある時、我が家から勝手にお出かけして一直線にその家に行っていた、ということがありましたっけ。鶏をお土産にくわえて意気揚々と凱旋帰宅したのでした(苦笑)。
こういうことと、鶏がらのナマ食が関係あるともないとも言えませんので、あとは皆さんの自己判断にお任せするしかないと思います。

犬自身の身体にとっては、基本的にはナマのほうが、消化の点でも効率良い吸収という点でも優れているとは思います。

2007年07月26日 (木) 00時26分

[979] 投稿者:桔梗 - 食事の事から骨についてまで


質問ばかりすみませんでした。
どれも丁寧に教えていただきありがとうございました。
砧さんに「お肉屋さんをあたってみて」と言われるまで牛の骨が手に入るとは考えもしなかったのですが、あれからすぐ近くのお肉屋さんで取り寄せてもらう事が出来ました。
エリーゼは生でアースは少し過熱して(生で与えるとキープはするものの食べなかったので取り上げて少し煮ました)早速与えました。
初めて与えるには張り切って大きいのを与えすぎたのか2頭とも途中で食べなくなったので次からはもう少し小さ目のにしようと思っています。
本当にありがとうございました。

2007年07月26日 (木) 17時02分

[964] 投稿者:gn - 11歳夏の食事について RES


初めまして。
現在11歳のオス(去勢済み)のマラがおります。
タイトル通り老犬の夏の食事についてお聞きしたくここへ投稿させていただきました。

1日2回のドライフ-ド(アカナシニア)にキャベツや白菜を生のまま細かくしたり茹でたものを夜の食事にだけ混ぜて与えておりますが、朝だけ今の時期になると食べなくなります。
犬は自分の体の脂肪を調節する為に食事をコントロ-ルするとかしないとか聞いた事がありますが、朝食べない事がこれになるのでしょうか?
また、夏の食欲が無くなる時だけシニアからパピ-に一時的に変えて食べさせるという方法もどこかのHPでみましたが、
犬それぞれですが、実際にマラの老犬に関してはどのようにしたら一番最適というか一般的なものなでしょうか?
また、現在はカルシウムなどの補助食品は一切与えていない状態ですが与えてあげた方がよろしいのでしょうか?
また、みなさんのお勧めのフ-ドがありましたら、差し支えなければ教えていただけないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

2007年06月23日 (土) 21時29分

[965] 投稿者:JC - まったくの独断と偏見ですが・・


 10歳の玉付きオスと同居しています。たぶんなんの参考にもならないかもしれませんが、少しだけ私見(持論)を紹介します。

 他に病気がなく、暑さ対策(温度・湿度、水分補給)をされているなら、夏の食欲は“犬まかせ”で大丈夫だと考えています。今のところご心配は不要かと思います。

@健康診断の必要性
 健康診断はされていますか。11歳だとあちこちに不具合が忍び寄って来ます。もしまだであれば健康診断をされて、愛犬の体の現状を知っておくことも大切です。
健康診断結果により、現在は健康でもなんらかの弱みがわかることがあります。将来を推測することも出来るかもしれません。それなりの対策を講じることもできます。サプリメントも体の状態に応じて与えるべきかと思っています。なにを与えるかはそれぞれです。信頼できる動物病院の先生に詳しくお尋ねください。
 
 老犬になると歯が悪くなることがあります。フードの堅さ調節が必要になるかもしれません。ドライフードを野菜スープでふやかしたり、半生フードにしたり、飼主さんが工夫できることもあります。少量しか食べられないこともあります。手作り食、缶詰などでの栄養補給が必要なこともあります。好きな物(例えばヨーグルト)で食欲増進という手もあります。パピー用フードは高栄養でしょうが、ミネラルなども成長期用になっています。安易に栄養補給として用いることは良くないのかなあと思っています。

A犬の知恵を信じる
 我が家では真面目な食事は夜一回だけです。朝はドライフードを少々、おやつ(ジャーキーなど)を少々だけです。夜はGNさんと同様の食事を与えます。まあそれも「いらない」というなら好きにさせています。夏場はまったく食べない日もありますよ。昨日がそうでして、今日は朝から「なんかくれ〜」と言っていました。

 かといって不健康かといえばそうでもありません。先日の健康診断では“完璧”ともいえる成績で、「こりゃあ、長生きは間違いないな」と思っています。

 犬は自分の体調を自分で管理する知恵を持っています(と信じています)。マラミュートは暑さに弱いので夏場に食欲が落ちるのは当然でしょうし、二食が一食になるくらいは当たり前かもしれません。そんなに心配されることはないように思います。犬の知恵を信じてあげましょう。ただ、何日も食事をしないようなら。やはりなんらかの問題ありです。動物病院へ連れて行き専門家の意見を聞いてみてはいかがでしょう。

2007年06月24日 (日) 09時02分

[966] 投稿者:砧 - 老犬の夏の食餌


gnさん、JCさん、皆さんこんばんは。お久しぶりです。
gnさんのご愛犬は11歳だそうですね。まだまだ頑張ってもらいたいものですね。

マラミュートはサイズにバラつきがある犬種ですが、ご愛犬は何キロ位で、そして太り気味なのか、軽いタイプなのか、いかがでしょう。
健康を長く維持し、長生きしやすいのは、やはり重過ぎないことです。
体高もかなり個体の違いが大きい犬種なので、マラミュートの理想体重は何キロとはとても言えませんが、体高に比しての体重が軽めのほうが故障が出にくいものです。
また、系統的にも、小柄でスマートな犬のほうが長命で、大柄で重厚な、或いは水脈質に近いマラミュートのほうがやはり長生きしにくいようです。

肥満回避の点からも「健康だが食べないという犬に、あの手この手で食べさせようとする」というのは不要なことだと思います。
食べない、というのは、体が既に必要としていないからです。それまでに充分な栄養を摂り続けた結果、十二分に溜め込んでいたとイメージされたら良いかと思います。
むしろ、健康で機嫌が良いのに食餌を残す、或いは、食べないのと良く食べることを交互に繰り返すようなら、思い切って一回の食餌量をぐんと減らしてみてはいかがでしょう。
5割に減らした状態を3、4日続けると、その後は7、8割を決まって与えることでキープできますよ。

もしも若い犬であれば、暑くて食欲が落ちる時期は思い切って1日1回にしましょう、とでも申し上げるかもしれませんが、何しろ大型犬で高齢ですと、一度に多量は食べさせたくないですよね。
ですから、1回量をうんと減らしても、老犬には1日2回のほうが安全かもしれません。

また、アカナのシニアを与えているそうですが、アカナでしたらシニアでもそこそこ濃厚だといえると思います。シニアでもまだコッテリしているとイメージしてください。
食べさせたいのなら、もっと脂肪含有量の少ない軽いフードに切り替えるか、脂肪の少ない生ものをもう少し多く混ぜてその分フードを減らし、カロリーを落とせば自動的に食べだしますよ。

老犬は腎臓などへのストレスを減らすという点で蛋白質もやや少なめに配合されたフードが一般的ではありますが、近年ヨーロッパやアメリカではむしろ(大型犬は特に)筋肉量を落とさないために高齢でも質の良い蛋白質は充分に必要との見解が出てきまして、低蛋白ではないシニアフードが増えてきています。
ただ、フードの成分に脂肪が多いと、内臓・関節へのストレスは増えるように経験から感じます。また重い体を支える関節への負担が特に増すので、過体重の大型犬は早くに立ち上がりにくくなる傾向が強いです。

なお、生ものを多く混ぜて、と書きましたが、我が家では生魚(小魚なら頭からシッポまでを細かく叩いて=老犬のみ。または血合いの部分はレバーにも匹敵するほど良い)、鶏の足先を野菜や海草と共に圧力鍋で煮たものを汁ごと、ヌカを酵母などで発酵させたものやヨーグルトなどの手作り発酵食品を多用しています。
これらの食品をたっぷりの水分と共にフードに加えると、フードだけの場合よりも健康を維持する上でプラスに作用するように思います。複数の系統を数世代にわたっての管理を続けながら、実感しています。
ただ、お腹が弱いと、なかなか思うように上記のような食物を与えにくいかもしれませんね。そのため私は幼いうちから日常的に、様々な食品を与えてお腹を慣らし鍛えておくことを勧めています。
JCさんには横槍でゴメンナサイですが、私は半生フードは使わないで、と皆さんにお願いしてますし、犬用ジャーキーや犬用スナックも使わないで(使う場合はよくよく注意!詳しくは個人的に尋ねてください)、とも言っています・・・。
理由は半生フードは防カビ剤や防腐剤が多用されているからです。シットリしているのに開封状態で放置しておいて大丈夫なのは?ではありませんか?
サプリメントもできるだけ使わず、何か目的があるならそれを含んだ「食品」から直接摂らせること。そうすれば、吸収を助ける酵素等も一緒に摂取することになりますから、吸収率、効果が格段に違うと思います。
今どきの市販フードを使っているなら、増してや老犬なら、カルシウム剤の添加は不要ですし、カルシウムなどミネラルの過剰摂取は害になることもあります。

ちなみに我が家の1993年生まれの長老は骨ばってヒョロヒョロですが、それでも46キロもあるので、元来が大柄なようです。
彼は今、庭中をウロウロ、徘徊老人しています。まるで“歩け!歩け!”、歩かなくなったら立てなくなるぞ、と自分を奮い立たせるかのように。
かといって寝込むと、草の上にまるで行き倒れのごとくで・・・とうとう死んだか?と胸の上下をつい確かめてしまうという日々。
彼の場合、食餌は1日2回、使っているフードは4種類をブレンド(どれも中蛋白・低脂肪)+生ものと水分は必ず添加、という感じです。
オシッコは歩きながらし、ウンチは勝手に出てしまいます。自分で止めることができない分、勝手に出ると気持ち悪くて場所を移動します。
目は大丈夫ですが耳は遠く、食欲旺盛、すっかり頑固になりました。人間そっくりですよね。
自分たちもやがてこうなるのだなと寂しいような気持ちにもなりますが、やはり私は、子犬も可愛いけれど、しみじみした老犬が好きだなぁ、と思う今日この頃です。

2007年06月25日 (月) 02時38分

[967] 投稿者:れんたろう - 質問です。


砧さんの文面のなかに「或いは水脈質に近いマラミュート」とありましたが、どういった体質をそのように言うのでしょうか?

2007年06月26日 (火) 01時02分

[968] 投稿者:砧 - 水脈質・・・あまり耳慣れない言葉?


水脈質というのは、犬の形態分類学上の、分類法の一つです。
分類法といっても、犬はその形態が相当なバラエティーに富んだものとなっているので、分類法は様々あるのですが・・・。

水脈質とは、山岳タイプの犬種の多くがこれに属するもので、チベタン・マスチフを祖とします。マスチフ系やマウンテン・ドッグ系ですから、セント・バーナード、ニューファウンドランド、それにマスティフ系から派生したブルドッグやブラッド・ハウンドもこれらに含まれますよね。
特徴は、重厚で太く重く、動作は緩慢ですが運動の持続性には富みます。皮膚は緩く耳の垂れた犬種が多く、骨の緻密質が多く発達し(骨量があるということ)、血液中の酸素や水分が多く、体は赤筋が多く構成されます。すなわち、ミオグロビンが多く、筋肉を切断すると断面が赤く見えます。体の大きさの割には血液量が少ないというのも特徴です。犬の場合、関節が、例えばウェット・ホックといわれるような”くっきりしなくて甘い”ものが時々ある傾向が強いですね。

それに反して多血質(温血質ともいわれます)は血液量が多く、水分は少なく、いわゆる乾燥している体質の犬たちがこれに含まれることが多いと思います。
典型的なグレーハウンド系のように、皮下脂肪層が薄く、緊張した皮筋を備え、筋肉は白筋が多く構成されます。白筋は速筋とも呼ばれますが、血液中のカルシウムイオンを一気に吐き出すのに優れているので瞬発力が発達しています。その代わり、長距離・長時間の持続運動は苦手で疲れやすいのも特徴です。

と、こんな感じの説明でご理解いただけたでしょうか?さて、我らがマラミュートは・・・どっち?

2007年06月27日 (水) 00時22分

[971] 投稿者:桔梗 - すみません


私も砧さんに質問です。
うちではたまにマグロの血合いを見つけたらたくさん買ってすぐに冷凍しておきます。
もちろん人間が食べる前提で「加熱用」と書いて売ってあるのですが、生で与えても大丈夫でしょうか?
あと小魚も同じように安い時にたくさん買って小分けにして冷凍してますが、この時期のものでも生で丸ごと与えても大丈夫でしょうか?

それと「たっぷりの水分と共にフードに加える」と言うのは具体的にどうしたらいいのでしょう?
フードはふやかすと言う意味なんでしょうか?

最後に「犬用ジャーキーや犬用スナックも使わないで」についてなんですが犬用のガム類はどうなのでしょう?

2007年07月09日 (月) 00時06分

[972] 投稿者:砧 - 質問5つで長くなりそうですが・・・


最初にマグロについて。
店頭で売られているものは、ほとんどが解凍マグロだと思います。
人間向けの「生食用」でしたら、(冷凍前・解凍後に)新鮮であることは大前提として、風味や味覚の点などでの解凍状態など基準が厳しいと思います。
古くはなくても、ドリップの出たものや解凍状態にムラがあるものなどは加熱用に選別されると思います。
これが、食べる相手が犬となると、基準は人の生食ほど多くを求めませんよね。
ですから、私個人は、マグロ血合いなら余程変色していたり異臭がしない限りは、大丈夫と判断してナマで与えています。が、あくまで個人的な考えに基づいての行為ですから、あとは「許せるか許せないか」を皆さん個人のお気持ち次第で判断してください。

小魚も基本的には同じですが、こちらはマグロ血合いに比較して丸ごとですから、内臓やエラも含まれます。
「魚の内臓、エラ」は、少々独特でして、犬によって「食べられる、または、ぜったい食べたくない」がはっきり分かれる傾向があります。
魚の内臓は腐敗しやすく、特に青魚の内臓は、自身の消化酵素の働きでどんどん発酵が進み周囲の組織まで早くに浸食し腐敗させていきます。
また、エラには海水中の不純物がもっとも付着・蓄積されていると言われています。
そのため、我が家の方法を具体的に書きますと、

1.とても新鮮で、体がまだ固いような小魚は「エラ、内臓」も含めて丸ごとをナマで与える
(元々これらを食することを拒否する犬に与えてもエラ・内臓付きだと全体を出してしまうので、このような犬にはエラ・内臓は取り除いて=頭はとらない=内側を洗ってからナマで与える)

2.少し日にちが経ったものは、エラ・内臓は取り除いてそれだけ別に水煮し、頭と身は内がわをしごくように洗ってからナマで与える

3.もっと日にちが経ったものは、丸ごとを水煮して与える(古めの魚は場合によってはエラ・内臓は捨てる)

というようにしています。生魚は食べない、という犬にも、水煮して細かくちぎって混ぜると食べることもあります。
また、腐敗の進度が早い小魚は、早い順にカタクチ・ウルメ・マイワシ子>アジ子>キビナゴ(内臓が少ない)>ワカサギ(青魚でない)でしょうか。しかし、ワカサギには殆ど含まれない優れた栄養素がイワシには含まれていたりしますから、これだけで与えるか否かの判断材料にはなりません。
また、サバやカツオは大小に関わらず血液量が多く、内臓の比率が体積に比して多く、内臓からの腐敗進度が早いものです。両者のエラとサバの内臓に関しては、他の魚より早めに捨てるかもしれません。
また上記の小魚以外では、アニサキスなど寄生虫の心配も出てきます。経験的に、アニサキスが多いのは大きい魚で暖かい時期、サバ、コノシロ、カツオ、天然ブリ、線虫は天然ブリ、カツオ、でしょうか。生のタラ類にも寄生虫が多いです。寄生虫は多くは内臓を取り除いた後の肋骨周辺で見つかることが多いです。いくつも見つかったら、全体を水煮してしまったほうが無難です。
生の寄生虫を間違って食してしまった場合、大抵犬は食べたものを全て吐き出して解決します。いつまでも被害が残って健康を害した経験は、私個人の犬に関してはありませんでした。
エラも与える時は、水煮する前に、手で何度もよく絞るように流水で洗うと、粘りのある血液や体液が多量に出てきますので、こうしたほうが少しでも不純物が落とせるように思います。エラを好んで良く食べるという犬は無く、場合によってはエラは最初から捨てることもあります。

では何故そこまでしても、できるだけ丸ごとを与えたいのか?
それは私個人の、食物はどんなものでも一部分では不完全で、全体を摂ってようやく過不足が無くなる、という考え方に基づいています。
植物なら、葉だけではなく、茎、根、実もできれば与えたいですし、ニンジンでも大根でもカボチャでも、皮を取り除くことは決してしません(実は人間家族もそうしています)。ただし枯れた部分、カビ・腐敗した部分は取り除きます。
本当はお米を与えるなら、精米されていない玄米がよろしいと思います。栄養が凝縮された胚芽やヌカもついたままですから。
ですが、人間はゼイタクなもので、舌触りや味覚を重視するあまりに、それらをジャマするものは出来るだけ捨て去って口当たりの良い部分だけ食するような現代です。昔は食物が乏しいとか技術的に手もかけられないということもあってか、そのままだったのでしょうが、体のためには返ってその時代のほうが自然に従って健康的だったのかもしれませんよね。
鶏や豚も1つ潰せば丸ごとを家族でわけて食べていたでしょうし、外で捉えた獲物も解体して全て利用、野菜や穀物もできるだけ捨てる所は少なく利用していたと思います。
お肉でも、人間用に綺麗にされた精肉(筋肉部分)だけを犬に与えるのは望ましくないと思います。精肉だけではリン過剰になり他の微量栄養素は不足するでしょうし、精肉を与えるなら、同時に関節部分や色々な種類の臓器、皮なども含まれていてほしいものです。
しかし当然、牛や豚の生皮や頭部を与えるのはそうそう簡単ではありませんから、臨機応変に考えていただきたいです。
会報の初期の号の「強い体を作る食餌」にあったと思いますが、ほとんどのイヌ科の動物は野生の状態では、獲物は捕らえたら毛と完全な糞以外はほぼ全て食べてしまいます。
考え方には色々あって、例えば沿岸・近海性のお魚を与える場合、”では体内に蓄積されているであろう環境ホルモンはどうか?”という疑問も生じると思います。蓄積されているのは肝臓と脳(脂肪)が多いとも聞きます。これは家畜が成長過程で与えられて体内に残留しているかもしれない薬物も同じですね。では肝臓さえ取り除いて一切食べなければ良いのか?となります。そうではないでしょう。肝臓には肝臓から最も効率的に取れる栄養素も多いものです。要は全体を考えて一つにこだわらず、広い範囲から満遍なく、平均的に摂取することが大切だと思います。

次に「たっぷりの水分と共に加える」というのは、何かを水煮したら、少し冷ました煮汁ごとフードにかけて与える、という意味です。
お腹の弱い犬で、脂肪などが混じった煮汁をフードにかけると下痢する場合には、最初に水だけで控えめ量のフードを芯がなくなるまでふやかしてから煮汁をかければ下痢にはなりにくいと思います。
お腹が鍛えられた成犬であれば、かけてすぐに食べさせてもどうもありません。
多少、便が緩くなるくらいでしたら神経質にならず、掃除が大変とは思いますが健康を害するわけではありませんので、お腹を鍛えるためにも続けてかまわないと思います。
毎度毎度ふやかしたフードばかりでは、人間の子どもをベビーフードだけで育て上げるようなもので、消化器官が益々脆弱になってしまいます。
とはいえ、ドライフードを乾燥した粒だけでそのまま与えることは、個人的には賛成しかねます。私のほうではそのような与え方は行なっておりません。

最後に犬用ガムですが、何かといただく機会もあるものですよね。
わざわざ購入して与えることはほとんどありませんが、いただいたものは捨てません(笑)。
所詮時々ですから、しかも頭数が多い我が家では回ってくることも少ないですから、その程度なら特に気にせず長時間の留守の時などに与えることもあります。
これが、定期的・習慣的に週に何本も与えるとか、決まった銘柄を購入して与え続ける、というなら、製品の安全度や”不安が残るのにガムを与えるのか?”と、ガムを与えるメリットと比較して良く考慮したほうが良いかな、と思います。
私個人は、色々な理由から頻繁には与えたくないと思っています。

ところでgnさんや桔梗さんとは、いったいどなたなのだろうと思いつつ、質問へのお答えを書いてきました。
私個人とどこかで繋がりがあるかただろうか?gnさんは多分ないですよね。桔梗さんはAMCJ会員さん?それとも全く知らない一般のかた?
もしもお知り合いだったらで結構ですので個人メールででも明かしていただけると嬉しいです。
それから、gnさんの食餌についてのお答えの後に個人的にご相談寄せてこられた方々にお願いです。
申し訳ありませんが、全ての皆さんの個人的なご事情に一つ一つ丁寧にお答えする時間が取りにくくて心苦しく思ってます。
ポメラニアンにもコーギーにも柴犬にも、できるだけお答えしたいとは思っていますが、ままなりません。ごめんなさい。
できましたら、こちらのBBSに寄せていただいたほうが、他の皆さんも一気にご覧になれますので参考にしていただけるかもしれません。

2007年07月13日 (金) 03時37分

[974] 投稿者:桔梗 - 砧さん


丁寧なご回答ありがとうございましたm
(__)m
魚を与える時は色々考えてそして下ごしらえをちゃんとしないといけないんですね。
我が家では小魚もとりあえず煮て与えてたのはかなり手抜きだなぁと思いました。
ちなみにうちのアースは青魚を生では食べません。
ただ、匂いが嫌なのか凍ったもので全く溶かさず与えたら食べてくれます。魚でもあまり魚くさくないお造りなどは普通に生で食べます。
たいしてエリーゼは・・・今まで食べなかったものはありません。本当に食いしん坊で何でも食べてくれるので助かっています。
エリーゼがうちに来る前は、夏場、アースは食欲が落ちて朝は食べない事が多かったのですが、今はちゃんと食べてくれます。もたもたしてるとエリーゼに全部とられてしまいますから。笑
もう私が誰かわかっていただけたでしょうか?

犬用ガムについてなんですが、以前砧さんのお宅の犬を見せていただいた時、歯がとても綺麗でビックリしたんです。
詳しくは覚えてませんがうちの犬よりずっと年上でした。その時歯のケアについてお尋ねしたところ、確か牛の骨の硬い部分を時々与えてると聞いたと思います。
しかし我が家では牛の骨の硬い部分など手に入りません。そこで歯を綺麗にするにはどうしたらいいのかなと思いましてお聞きしたんです。
エリーゼはまだ若いからか綺麗なんですがアースは歯石が結構あります。

2007年07月17日 (火) 10時19分

[970] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第3-4-2回) RES


 本当に気まぐれですみません。ちょいと時間的余裕がありましたので、先週に引き続きの講座開講です。

 さて、今日のおまけは「マーキング」の話題です。ユウヘイは暑さ&おデブのため相変わらず散歩を嫌がっています。それでも強制的に連れ出すとそれなりに歩いてくれます。あちこちを嗅ぎながら歩きます。「ふんふん」と他犬のお手紙を読んで、すぐにピッピッとマーキングをします。ところがレオはそれはそれは丹念に匂いを嗅ぎ、おもむろにマーキングです。

 レオのリードを持っていた娘が「レオ、早くしてよ!」と文句を言いました。そこで・・

 「ユウヘイは頭脳明晰だから書いてあることがすぐに理解できるんだよ。でもね、レオはおつむがゆるいから『この漢字はなんだっけかなあ、あれっ、ここの意味がわかんな〜い』で時間がかかるんだよ。許してあげな」。

 娘は妙に納得しました。それもそのはずです。直前に英語を勉強していた娘の言葉が「この単語わかんな〜い、ここ、ぜんぜん意味不明!」だったのです。


3-4-2鼓腸(こちょう)

 消化管(胃腸)にガスが充満して膨張した状態を鼓腸といいます。猫より犬に多く、それも体をあまり動かさない犬、つまり怠け犬に多いといわれています。

 腹部の異様な膨らみで飼主さんが気づくこともあります。犬は不快感を示します。胃腸がおかしいのですから、嘔吐、ゴロゴロとお腹が鳴る、下痢、体重減少なども見られます。

 鼓腸の原因の多くは消化不良によるものです。例えば牛乳、線維の多いフード、フードの変更などです。しかし、まれに重大な胃腸疾患の場合もあります。大型犬に多いとされる急性胃拡張症なんて一刻を争う重大疾患です(会報14に詳しい解説があります)。胃捻転・腸捻転なども重病です。

 腸管のガスの源は二つあります。一つが口から空気を飲み込んだ場合です。暴飲暴食をしたとき、呼吸器疾患を持つ場合に見られます。飲み込んだ空気は、胃に集まるかさらに奥へ、つまり腸へと進みます。口からゲップとして、あるいは肛門からおならとして放出されるか、消化管壁から吸収されて血液中に入り肺から排出されます。ゲップをしている犬はあまり見かけませんが、おならをする犬は結構多いように思います。

 もう一つの源は腸管内の異常発酵によるガスの過剰生産です。食事に関連する場合(大豆蛋白質、食物繊維、乳製品、腐敗)、小腸疾患(腸内細菌の異常増殖、腫瘍、細菌性腸炎、ウイルス性腸炎)、それから膵臓疾患などがその原因です。

 胃腸疾患ではその疾患に適切な治療を受けることを奨めます。フードが原因と考えられる場合は、消化の良い、低線維/低脂肪のフードを与えます。暴飲暴食が原因のときは、食事の量を減らし、そして回数を増やします。同居犬と争って食べるのはよくありません。別々にして静かな環境で食事を与えます。

2007年07月07日 (土) 09時17分



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