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[1830] 投稿者:JC - 5つの自由 RES


 ハルキストの皆さんには大変申し訳ないのですが、ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞ににんまりしています。スウェーデンアカデミーも粋なことをしてくれるものです。遠からずビートルズの受賞もあるかもしれません。

 で、数十年ぶりにボブ・ディランを聴きたくなりました。近隣のレンタル店へ行ったところ“大きな影響を与えたアーティスト”という特設コーナーができており、そこにディランのアルバムがたくさん並んでいました。商魂たくましくノーベル賞に便乗なのでしょうが、根が単純な私はやすやすとそれに乗せられました。初期作品を借りてウォークマンで懐かしく聴いています。

 ところで事務局がディラン本人との直接コンタクトを諦めたそうです。どうなるのでしょう、2016ノーベル文学賞・・できればディランが辞退などせず、堂々と授賞式に出席して権威に対する皮肉たっぷりの楽曲を披露してくれれば・・な〜んて思っています。

 今日は「5つの自由」についてです。ずいぶん以前に投稿したことがあります。つい最近もある記事で取り上げられていました。動物福祉が注目される昨今ですので復習のためもう一度紹介します。

 「5つの自由」とは・・

@ 飢えと渇きからの自由
A 不快からの自由
B 痛み・傷害・病気からの自由
C 恐怖や抑圧からの自由
D 正常な行動を表現する自由

 ・・です。

 Cまではよくわかります。適切で栄養的な食事・清浄な水を与えますし、快適になるよう住環境を整えますし、よく観察して健康管理もやりますし、ストレスのない環境にすることを心掛けます。Dになってふと考えます。主旨は「正常な行動を取るための十分な環境が与えられているか」「動物の習性に応じた飼育方法をしているか」だそうですが、問われるとなんとも答えようがありません。“正常な行動”を好き勝手にやらせるわけにもいきません。そこには共同生活のルールというものがあります。

 我が家では「お好きにどうぞ」が飼育の基本姿勢ですが、それでも最低限のルールだけは守らせるよう仕向けています。これまでの3頭は自然とルールを身に付けてくれました。一方、サブはかなりのやんちゃ坊主でなかなかうまくいきません。現在のルールを別記します。「あら、こんなこともできてないの?」などと思われませんように。ま、「これさえできればあとは好きに暮らしなさい」と思っています。

■「喜びの舞はほどほどに」(朝の散歩直前に過剰興奮です。家具が壊れます、いや壊れました)
■「眠くても噛まない」(眠気と闘い八つ当たりすることがあります、本人は甘噛みのつもりでも・・)
■「洗濯物で遊ばない」(洗濯かごから靴下などを引っ張り出して遊びます)
■「他人・他犬には大人の対応を」(最近やっとできるようになってきましたが・・)
■「かぐわしい匂いがしてもむやみに引っ張らない」(飼主に似て女の子の色香にからっきし弱くて)

2016年10月20日 (木) 13時24分

[1828] 投稿者:JC - 寡黙な日を作る RES


 先週今週と不安定な天気が続いています。秋雨前線と台風の影響です。チャリ遊びが制限され、カウチポテト生活の毎日です。で、「およよ」と思うほど体重が急増しています。これはいけません。このまま「天高く・・」になるととてもマズイのです。爽やかな秋空となり、運動不足が解消できることを切に願っている今日この頃です。

 今日の話題は「寡黙な日を作る」です。多くを語らず、飄々とし、その上多芸多才で遊び上手な所ジョージさんの生き方が理想です。しかし、根がおしゃべりなので「『多くを語らず』なんてまず無理ね、明石屋さんまさん風であれば・・」と言われている私にとって拷問とも言えます。

 「一日、愛犬に対して黙る日を作ってみなさい」と勧める方々がいます。その効用は「@飼主が愛犬をよく観察する目を持つことができる、A犬も飼主の動き(ジェスチャーなど)を注視する」です。基本的に犬の世界はかなり「寡黙」なものです。愛犬と同じ世界に飼主が浸かってみるのも悪くありません。愛犬とのコミュニケーションのあり方を再考させてくれます。

 散歩のときに「止まれ、行け、ダメ」などのコマンドを発してはなりません。飼主が止まったことに犬が自ら気付き止まって待つようにさせます。「さあ、行け」はリードを緩めて指差しです。制止したい行動は飼主がブロックしなければなりません。これらを成功させるためには、愛犬をよく観察しつつ周囲の状況にも目を配り、飼主が先読みしなければなりません。この“先読み”が重要です。いけない行動をやった後に矯正するのではなく、先読みして行動の前に制止するのです。

 室内にいるときもコマンドなしです。ボディランゲージで飼主の意思を愛犬に伝えなければなりません。飼主に注目させ、人差し指を立てて「座れ」、手のひらを下げる動作で「伏せ」、手のひらを立てて「待て」です。「ハウス」もケージの指差しだけです。ここで重要なのは飼主と目が合うことです。愛犬に注目させられれば半分は成功したようなものです。

 いきなり丸一日の「寡黙な日」は難しいかもしれません。例えば散歩のときだけから始めてはいかがでしょう。ハンドシグナルを教えてない場合はコマンドと同時にハンドシグナルを出すことで教える必要があります。そうそう、褒めるときも言葉を発してはなりません。笑顔で撫でてあげる、おやつをあげるなどで褒め称えましょう。

 我が家では散歩のときに試しています。しかし、実際やってみるとこれがなかなか難しいのです。思わず声が出てしまいます、「こりゃ〜!」。傍若無人なサブには「ダメ」の連発です。サブが飼主を注視していないことが原因のようです。飼主の動きにもう少し敏感になるよう仕向けなければなりません。

2016年09月19日 (月) 09時52分

[1826] 投稿者:JC - ハグ論争 RES


 リオオリンピックが閉幕しました。“にわか愛国者”と化して日本選手の応援三昧でやや寝不足です。次は東京オリンピックです。その応援CMで「日本人はもっとハグしようよ」というものがありました。ハグ文化にそれほど慣れていない旧人類としては「そう言われても恥ずかしくて」と躊躇してしまいます。あるサイトで発表された記事「The Data says “Don’t Hug the Dog”(データは“犬をハグするな”と言っている)」に関して熱い論議が繰り広げられています。今日はそれを紹介します。

 犬にとってストレス回避の最初の行動はその場から立ち去ることです。ハグされるとこの行動が制限されストレスや不安要因になることもあります。高じると“咬む”という問題行動につながることもあります。ゆえに多くの動物学者・ドッグトレーナーが「むやみに犬をハグすることは危険につながる」と注意を促しています。一方、「そんなことはない。我が家の犬はハグされるのが大好き。自らハグされに来る」というハグ賛成派もいます。

 犬がハグされているネット写真を分析し、「@ストレスまたは不安を示すサインを出している、Aリラックスした様子を示している、B反応が曖昧または中立(ストレスサインも出ていないが、リラックスしている様子でもない)」に分類されました。なお、ストレスや不安を示すサインは以下のようなものです。

● 顔を背けている
● 目を閉じている
● 目の白い部分が見える
● 耳を後ろに倒している
● 自分の唇、またはハグしている人間の顔を舐める
● あくびをしている
● 片足を上げている

 分析結果は、@が81.6%、Aが7.6%、Bが10.8%でした。ネットにアップされる人と犬の写真はほとんどが「共存の幸せ」を表現したものでしょうが、実は8割以上の犬がストレス・不安を感じているという皮肉な結果です。犬が発するサインを多くの人が理解していないことに警鐘が鳴らされ、「ハグは人間の家族や恋人のために取っておいて、犬には撫でたり、優しい言葉をかけたり、ときにトリーツを与えることで愛情を示しましょう」と締めくくられていました。

 ハグ賛成派にとっては納得しがたい結果かもしれません。ただ、ある動物学者は「一番心に留めておかなくてはいけないことは、人間が他者からハグされることに対する感覚と、犬の感覚は全く違うということです。どうしても犬を抱きしめたいなら、犬が嫌がっていないかどうかのサインをよく観察して、少しでも嫌がっている場合は、あなたが抱きしめたい気持ちよりも犬の嫌がる気持ちを尊重すること。わからない場合はハグしないこと。当然ながら、初対面のよく知らない犬に対してハグやキスをしないことが大切です」としています。別の生物学者は「その場の環境や前後の事態こそが犬をハグしても良いかどうかのキーです。ハグOKの判断はあくまでも犬の都合によることであなたの都合で決めることではないのです」と述べています。

 犬への愛撫はハグ以外が無難かもしれません。どうしてもやりたいなら「犬をよく観察しつつ、犬の都合に合わせて短時間だけ」が鉄則のようです。さて、我が家の場合です。ハグされると二匹とも困り顔です。サブなんて眠い時は露骨に嫌な顔をします。「眠そうだから触るんじゃないぞ!」が我が家の合言葉です。

2016年08月23日 (火) 10時16分

[1827] 投稿者:砧 - 確かに


暑い暑い夏もようやく終わりの兆しが感じられるようになりましたね。
小淵沢の我が家も、夜には、犬たちの庭で鳴く秋の虫の声が高くなってきました。
恒例の避暑預託に来た犬たちで大賑わいだった犬舎も、1頭また1頭とそれぞれのおうちへ帰って行きました。
庭の畑で、夏の名残りのように取り残された熟しすぎのミニトマトやキュウリを犬たちは藪から引きずりだしては食べたりしています。健康的なオヤツですねぇ〜。(雑草の中には真っ赤に熟した唐辛子もたくさんあるよ。へへへ、食べてごらん!…なんて思うものの、ヤツラはちゃんとわかってるようで辛いものは最初から口をつけず。)

さてさて、ハグの話題ですが、私も同じことを以前から思っていました。
我が家のマラミュートに会いに来て下さるかたは老若男女色々ですが、来られる前から犬の名前を知っていて親近感を持っていたり、ご愛犬と血縁関係がある、などということで犬たちに強い親しみを感じて下さったり会えたという感激を示そうとして下さるかたの中には、庭に入って犬に初めて対面していきなり「○○くん!はじめまして〜!!」「これがザベリワンのわんちゃんなんですね、可愛い〜!!」などと言いながら突然ムギューっとハグするかたが時々あります。
お顔を犬の体にびったりくっつけて全身で覆いかぶさるように抱きしめて、親しみとか喜びを表現されるのですが、端で見ている私は内心「おいおい、大丈夫かい…」と思ったりします。
大丈夫かい、の意味は「うちの犬たちだから黙って我慢しているけれど、ヨソの初対面の犬に見境なくいきなりこんなことしちゃ大いに危険が予測されるのわかってるのかなぁ?」です。
全ての犬が誰にでも友好的ですよ、というのがウリの我が家の犬たちでさえ、いきなり知らない人にムギューされると驚いて固まっていたり「えっ、この人なに?次は何されるの?」と心配顔になっているのを見逃しません。
中には初めて会ってすぐにうちの重量級マラミュートを高く抱き上げて楽しむ人もあったりします(笑・これって何でしょう、単なる力自慢?)。抱き上げられた成犬は戸惑って眼が宙を泳いでますけれどね。
戸惑いや中立の反応は、我が家のマラミュートたちの場合、JCさんの記事にある中ではまず第一に「耳を後ろに倒している」そして「目をそむけている」ですね。
「相手の顔を舐める」場合は、私はリラックスと判断しています。
「目の白い部分が見える」…上の白い部分が見えていたりしたら、こりゃ危険です!

では初対面のマラミュートに会った場合、どう振る舞ったら理想的な挨拶でしょうね?
それは恐らく「何もしない。相手を待つ」です。
自分から犬にアプローチはしません。するとしたら唯一、軽く、顔を小さく動かして投げキッスです。犬どうしが行なう微妙な親しみの合図です。
犬に積極的に近づいて何か語り掛けたり触ろうとするのは、目下のものが上位のものへの媚び行動と解釈されるかもしれません。
反して、犬のほうから積極的にアプローチしてきたら、快く、顔をつかんだりマズルの上から耳にかけて手を当てたりして軽く挨拶を返してあげます。
もっと激しく喜んで犬が興奮してきたら・・・やっぱり何もせず体ごと横を向いて犬を無視しますね、私ならば。

マラミュート、さすが原種に近い犬というだけあって、コミュニケーションがとても繊細で豊かですね。微妙な感情の表現もしますし、押したり引いたりしながら伝え合える、感受性も高い犬だと思います。
空気を読めない、のまさに真逆を行く犬ですね。(あっ、ポッケはちょっと違うかも〜笑)

2016年08月30日 (火) 00時18分

[1829] 投稿者:桔梗 - なるほど!


面白い記事ですよね!
ほんとに自称犬好きの人はたいして知らない犬に平気でずかずか?触ってくるので私もびっくりします^^;
私なら初対面のマラミュートにあんな風には怖くて絶対出来ないです。笑

テイアラはどうだろ??
エリーゼのマズルにキスするのは私の楽しみでしたがエリーゼはいつも明らかに迷惑がっていました。

でもテイアラはまだ甘えたで、多分子犬の頃からずっとなでて寝かしつけてきた?からかハグもキスも嫌がってないように思います。

もしテイアラが内心迷惑がってても私の至福の時であるテイアラのハグはやめられないので我慢してもらうしかないかな^^;

2016年09月20日 (火) 11時32分

[1825] 投稿者:JC - 反省だらけの我が家の散歩 RES


 西日本は豪雨のようですが、関東地方はカラ梅雨傾向です(昨夕は豪雨でしたが)。すでに真夏のような暑さです。犬達が大好きな散歩も涼しい時間帯を選ぶようにしています。我が家は朝夕の散歩以外にお昼と寝る前にオシッコ散歩をさせます。つまり毎日4回の散歩です。

 さて今日は散歩に関する記事を紹介しつつ、我が家の散歩について反省することにします。

1 質の高い散歩を
「リラックスした歩行と探索・縄張り欲求を満たす歩行ができることが大切です。リラックスした歩行ではリードを引っ張らずにのんびりと歩けるようにします。散歩の道中で自由に匂いを嗅げる場所を設けて探求・縄張り欲求を満たさせます。リラックス歩行と自由探索を半々くらいの割合にすると質の高い散歩になります。また、マンネリ化しないように散歩コースをときどき変えたり、いつものコースを逆行させたりするのも有効です。犬のストレスレベルを下げることができます。」

 他家の玄関先・門柱などにマーキングしないよう注意しますが、散歩のときは比較的自由にさせます。サブはリラックス歩行と自由探索を自ら半々にやってらっしゃいます。ただし、引っ張り癖がまだ直っていませんので、ダブルチェーンのリードのほかに引っ張り防止リードも装着しています。それでもリラックスして歩いているかと思えば、突然かぐわしい匂いに突進しますので要注意です。ま、ずいぶん落ち着いてきましたし、他犬・猫などへの突進は減ってはいます。

2 本能を満たす自由運動を
「散歩の途中に公園・ドッグランなどがあれば、安全に配慮した上でロングリードや伸縮リードをつけ、犬が自由に動き回れるようにして好きなことを好きなだけできるようにします。犬仲間がいれば、追いかけっこやプロレスごっこなどで遊びます。一匹だけのときは飼主とのキャッチボールや綱引きゲームなどでたっぷりと運動をさせてあげましょう。」

 我が家の近所にはドッグランはありません。あったとしても「帰って来い」を学んでいませんので“鉄砲の弾”状態になります。さらに人・他犬にケガでもさせたら大変です。利用するのはまず無理かもしれません。公園はありますが、同様の理由で自由運動はさせていません。サブと対等にプロレスごっこができる犬種は近所に少ないのです、例外はサモエドのパルちゃんくらいかな。で、散歩後に庭に放して自由運動です。狭い庭ですので円運動と言った方が正しいかもしれません。涼しい季節は「まだ遊ぶんだ」と駄々をこねることもありますが、この暑さでは「ねえ〜、早く入れてよ」とガラス戸をゴリゴリして入室を催促しています。

3 犬が好きなことを
「愛犬が好きなことを見つけて、散歩中にその好きなことに没頭できる時間を作りましょう。これもできれば毎日が好ましいのですが、場合によっては数日に一回しかできないかも知れません。それでも、犬にとって自分が好きな事ができる環境を与えてくれることは、信頼関係の構築にも有効です。例えば海岸を思いっきり走らせるとか。」

 サブは何が一番好きなんだろう?・・2年半一緒に暮らしていますがまだ理解できていません。これじゃいかんな。

4 トレーニング
「基本的な服従訓練とは別に犬が飼主と一緒に何かに挑戦するトレーニングです。飼主と一緒になって苦手なことを克服したくさん褒められる犬は飼主との間にしっかりした絆を作ります。散歩中に障害物を使う遊びなんてお薦めのトレーニングです。」

 サブの力強さと走る速さにはかないません。障害物トレーニングなんてとてもとても、こちらがケガするだけです。

2016年07月15日 (金) 09時24分

[1824] 投稿者:JC - 身体的特徴と行動特性 RES


 梅雨だと言うのに雨が少なく、まるで真夏の気温です。エアコンで室温を調整しているのですが、急な暑さで犬達が体調不良に陥っています。すでに夏バテなのかもしれません。食欲減退、軟便・下痢が続いています。そう言えば暑さに慣れないこの時期は先代の犬達もそうでした。

 お腹の不調には絶食が効果的だそうです。きいタンは調子悪くても食欲が極端に落ちることはありません。完全絶食を強いるのはなかなか困難です。一方、サブは自己管理できます。自ら食を断って体調を整えます。「ここがマラミュートのすごいところ」とカミさんが言っています。先日の体重測定できいタンが13.5kg、サブが58kgでしたが、少し痩せたかもしれません。

 さて本日の話題は「体の大きさ・頭の形態と行動特性の関連」です。シドニー大学からの研究報告です。45犬種6万7千頭余を対象に、10種の刺激に対する反応を点数化して行動が評価されました。

■ 体高:高い犬ほど人への愛情が豊かで、協力的、陽気である。低い犬ほど攻撃的である。
 体高が高いサブは不必要に陽気です。でもなんだか非協力的態度が多いような・・。きいタンは短足ですが攻撃性は低く、他人・他犬にはきわめて友好的です。ただ内弁慶でカミさんと娘には反抗的です。

■ 体重:重い犬ほど大胆で好奇心が強く、注意深い。軽い犬ほど用心深く、恐怖心を長く抱きやすい。
 きいタンもサブも“重い犬”の傾向があります。ただ二匹とも注意深いとは思えません。

■ 頭の形(短頭・中頭・長頭):短頭種は飼主により高い関心を持ち強く結ばれる。判断の難しい状況下ではより防衛的になる。長頭種は物を使った遊びにあまり興味を示さない。予想外の出来事が起きたときにもそう簡単に驚きをみせない。
 きいタンもサブも中頭種です。短頭種と長頭種の中間的ふるまいをするように思います。適度な距離感で飼主に接します。予想外の出来事にはそれなりに驚きます。難しい状況下では判断せずに見て見ぬふりをします。

 犬達の行動特性には飼主の影響も大です。きいタンとサブの行動特性にも私の影響が色濃く反映されているようです。さて、それが良いのか悪いのか?

2016年06月17日 (金) 11時47分

[1823] 投稿者:JC - 年寄りはしたたか RES


 健康診断・ワクチン接種・フィラリア薬処方で動物病院へ行きました。かなり混んでいて1時間半ほど外で待ちました。その間、サブは“大人の対応”で他犬とコンタクトでき、「奴もずいぶん成長したな」と思っていました。診察室に入り、一連の診察を大人しく受けていました。ところが、最後の採血になって大暴れです。後肢を急に引っ張られたことが気に入らなかったようで、助手のお嬢さんを脅しつけ、オナゴ先生を蹴散らして、あわや出禁になるくらいのご乱心ぶりでした。1か月後に狂犬病予防注射で再訪します。そのときは“大人の対応”をお願いね。

 さて、今日は「犬の認識能力に加齢が及ぼす影響」です。

 「加齢とともに学習能力は低下するが、多くの経験から論理的な思考ができるようになる。ただ、知識や経験が邪魔をして、柔軟に考えることが不得手になる」・・老化が進む自分自身のことを言われているように感じますが、同様の傾向が犬にもあるそうです。犬の認知研究を行っているウィーン獣医大学 からの報告です。

 5か月〜13歳のボーダー・コリー95頭が対象です。犬種差や加齢スピードの違いによる影響を除くため、犬種は1種類に限定されました。犬を5つの年齢層のグループに分け(5〜12か月齢、1〜2歳、2〜3歳、3〜6歳、6歳以上)、それぞれの学習・論理的推論・記憶能力が調べられました。タッチスクリーンにポジティブな絵(おやつ付き)とネガティブな絵(おやつなし)が並べて映し出されます。ポジティブにタッチすればおやつがもらえます。絵はそれぞれ4枚が用意され、様々な組み合わせで試験が実施されました。

 年齢の高いグループでは、すべての犬が正解できるようになるまでに若いグループより多くの回数をこなさなければなりませんでした。研究者らは、「犬も人と同じように年を重ねていくことで、それまでの習慣や学んできたことを変えるのが難しくなっていく、つまり柔軟な考え方ができなくなって学習しにくくなっていることを示すもの」としています。

 次に最初のテストで使用した4枚のネガティブな絵と、新しく用意した4枚のポジティブな絵をそれぞれ1枚ずつタッチスクリーン上に並べて映し出しました。おやつをもらうためには、ネガティブな絵を覚えていて、かつ新しい4枚の絵が「ポジティブなものだろうな」と推測する必要があります。「え〜と、この絵はタッチしても何ももらえなかったよな。こちらは見たことのない絵だけどおやつをもらうならこちらにタッチだよな」てな具合です。このテストでは若いグループよりも年齢の高いグループのほうが優れた成績となりました。研究者らは「年齢の高い犬のほうが論理的に推論することができる。しかし、以前に学んだものについて頑なに主張しがちであること、柔軟性にやや欠けることを示すことでもある」としています。

 記憶能力をテストするために、6か月後に同じテストが行われました。その結果、ほとんどすべての犬がポジティブな絵を覚えており、年齢による差は見られませんでした。

 上記の報告はいかがですか? ちょっと頑固にはなっていますが、経験に裏打ちされた年寄り犬のしたたかさも捨てたものではないようです。人間もこうありたいのですが・・う〜ん、頑固さだけが突出し、論理的思考ができないご老体が多いような気も・・(もちろん私も含まれます)。

2016年05月15日 (日) 09時02分

[1822] 投稿者:砧 - 今年のゴールデンウィーク RES


熊本の地震では大変な思いをされている皆さんにお見舞いを申し上げます。
職場に戻れない、学校に行けない、というかたもまだあるようですね。復興が順調に進むことをお祈りします。

熊本といえば、熊本には今でもマラミュートはいるのでしょうか?
以前、マラミュートがハスキーブームに便乗していた時代には、熊本にもマラミュートの繁殖をしている犬舎が複数あったんですよ。ショーにもたくさん出て来ていました。今は、熊本ばかりでなく九州全体で、繁殖やドッグショーに出てくるマラミュートはほぼ無くなってしまいましたね。
しかし…実は今でも九州にマラミュートはいます!
熊本にはマラミュートを飼っている会員さんもいますし、天草の離島にも若く元気なマラミュートがいるんですよ。
昨年には、遥々離島へ船で渡ってマラミュートに会ってくることができました。

熊本といえば、昔ながらの会員さんでAMCJ会計もお願いして来た福岡県のSさん宅も、実は歩いて5分で熊本県、という県境にあります。地震では棚の上のものが落ちた程度で済んだそうですが、熊本南部に住むご家族のところは大変だったようで、一時は洪水警報が出され当面職場も学校も閉鎖、ご家族は暫く実家に避難していたそうですが道路が破壊されているので移動だけでも大変だったとのことでした。
S家のマラミュート、アビーは1993年生まれでしたが16歳手前で亡くなり、相棒だったパルも、最後まで残っていたターボも亡くなり、今はS家にはモルモットくんだけが静かに一緒に暮らしています。
アビーはChacoの孫でAladdinの兄弟ですが、今はザベリワンではAladdinのひ孫が活躍を始めています。これが・・・あの頃の、かつての名犬たちに面影がソックリなのです。そりゃあ子孫なのだから似ていて当たり前だろうと思われるかもしれませんが、色々な他系統の血液を入れながらの繁殖なので時には離れていったりまた戻ったりを繰り返しながら、昔ながらのマラミュートを繋げていくことに成功しています。
昨今のアメリカのショーに出て来るマラミュートは、かなり小柄でコンパクトな犬が普通になっているようですね。
犬の世界にも流行りすたりは確かにあり、特にアメリカのショードッグ界は変化が大きいと言われています。今どきのアメリカのマラミュートに、80〜90年代の姿を保つ我が家の犬たちを並べたら、相当にサイズと骨量の違いがあることでしょう。しかし、サイズに厳格なハスキーや他犬種と異なり、それでも通用してしまうのがマラミュートです。サイズの重要性より、あくまで体の動く作業犬としての機能性が、より重視されるからです。

今年のGWは雨が続いたり強風が吹き荒れたり、真夏のような暑さになったりでしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
我が家は相変わらず犬を連れて遊びに来られるお客様やお預かりの犬たちが続いててんやわんやでした。
そんな中で一日だけお客様も仕事も予定を入れない日を作り、犬の友人らと山に登って来ました。
3月にも山を訪れたのですが、その時は残念ながら犬を連れて行けなかったのでリベンジです。
せっかくこんな登山の基地のような場所に住んでいるのですから、体が元気なうちに行かない手はありません。
今回は壮年組のピリカとスリラーを連れて登って来ました。途中、急傾斜が続く場所があり、人も犬も息絶え絶えではありましたが(苦笑)。
八ヶ岳の南西麓から西岳と編笠山の中間に位置する鼻戸屋、不動清水、盃流しと歩き、帰りは異なるルートで下って来ました。
山に登ったとはいえ、標高的には1560m位でしょうか、頂上に立った訳ではありません。それでもスキー場の一番上を下に見下ろし、南アルプスの甲斐駒や入笠山が眼前に迫って見えたので別世界に立ったような爽快感がありました。
Nさん、Runさん、遠いところお疲れさまでした。
翌日には時間のあいた隙に近くの渓谷に若い犬たちを連れて行き、誰もいない場所で水遊びを楽しんできました。鹿や熊が水を飲みに来るような奥まった場所です。足が痺れそうに冷たく、さすがのマラミュートも喜んだのは最初だけで、余りの水の冷たさにその内体を押しても水に入らなくなりました(笑)。

相変わらず、色々なことを思い付きで楽しんでいる砧家ですがまた近いうちに集まりの企画を考えたいと思います。犬連れで楽しめたらいいですね。

2016年05月13日 (金) 04時03分

[1821] 投稿者:砧 - Black Ribbon RES


最近はマラミュートの高齢化も一段と進んでいるようで、残念ながらブラックリボンを度々掲載しないとなりません。

このほど北海道のシュガーが亡くなりました。
2000年生まれですから、私たちザベリワンがまだ九州に居住していた頃の繁殖犬です。
1年半ほど前、北海道へ車で出かける機会があったのですが、思い切って立ち寄らせていただき、老いたシュガーに会うことが出来ました。
飼い主さんは「すっかり弱ってしまって、もうダメかもしれない」とおっしゃっていたのですが、シュガーはテーブルに座る私たちの横にやって来て、ぴったり寄り添って座り「今食べている美味しいもの、ちょうだ〜い?」とさかんに目と鼻で私に合図を送ってきました。
安らかな最期だったそうです。大往生でしたね。

飼い主さんは最近良く「犬も高齢になったけれど、私たちも年老いた。こんな大きな犬は老人二人暮らしにはもう迎えられないなぁ」とおっしゃっていました。
思い返せば、マラミュートに興味を持ち、子犬を迎え、最初にAMCJに入会されたのはまだ10代だった一番末の息子さんでした。
その息子さんが就職されて家を出て、ご夫婦のもとに息子さんの愛犬が残り、以降は3人家族として長らく暮らして来られました。
海の傍で飲食店をされていたのでシュガーは色々なものを食べることができたようです。晩年は殆どフードは使わず、お母さんの手作りのご飯を食べていました。幸せ者ですね。

会員さんのご愛犬が1頭また1頭と亡くなっていくのは寂しいことですが、それだけ国内のマラミュートが減り廃れていってるともいえるのでしょうね。
マラミュートがとても好きだ!という皆さんと、細々でも、この犬の未来のために学び合い、愛情と連帯感を温めることができたらいいなと改めて思っています。

2016年05月13日 (金) 03時52分

[1714] 投稿者:砧 - Black Ribbon RES


残念なお知らせです。
多くの皆さんに親しんでいただいたスナジーが亡くなりました。
ここ暫く悪性腫瘍との闘いが続いていたのですが、歳が歳なので手術は行わず、癌細胞に作用する特効薬だけで維持してきました。が、1年半ほど経過しついに力尽きたという感じです。
最期が痛みに苦しむことなく眠るように安らかだったことが救いのように思います。

我が家が九州から山梨県の小淵沢へ移住した2002年に、スナジーは生まれました。
ちょうど1ヶ月違いでジンゴーが生まれ、この2頭の子犬が姉妹のように連れ添った愛らしい写真はザベリワンのホームページのあちこちに登場しています。
姉御肌で非常に聡明、細やかな感情にもあふれたスナジーは、誰の産んだ子犬にも寛容で甲斐甲斐しく世話を焼き、後輩犬や子犬たちの良き教育係として尽くしてくれました。
彼女自身は生涯で一度しか出産経験はありませんが、その後、ある役目を仰せつかり、それを果たすために関西のご家庭に住むことになったのです。
その役目は、心身の不調に苦しみ満たされない思いでいた人に、24時間寄り添い、気持ちを支え、癒やしてあげるというお仕事でした。
関西のご家族はスナジーの健気な心を思いやり、頻繁に山梨の故郷へスナジーを連れて遊びに来てくれました。
我が家の森の匂いを嗅ぎつけると途端に冷静さを失い、車の中で興奮するそうです。
かって知ったるザベリワン、柵を開けてあげると自分が元々暮らしていた犬舎を何年経っても覚えていて、そこに別の犬が入っているのを認めるとイヤァな顔をして肩の毛を逆立てていましたっけ。
しかしお利口なスナジーは、関西のご家族が「さぁ帰るよ」と車のドアを開けると、まるで全てわかっているかのように自ら車に乗り込み、気持ちを切り替えたかの如く真っ直ぐに私たちを黙って見つめながら帰ってゆくのでした。
先日、数日の休みが出来たので、思い立ってスナジーに最後に会いに行こうとメールを書いている最中に行き違いで今亡くなったと訃報が入りました。
残念です。関西のご家族のかた、長い間お疲れさまでした。
しかしスナジーとは距離がどうあれ心は永遠に繋がっている気がしてます。それに彼女の兄弟はまだまだ元気で京都の山を歩き、同期のジンゴーもピンピンしてお客様の接待係を現役でこなしています。
大役を果たしたスナジーを心に置いて、今まだ生きている犬たちに満ち足りた余生を送らせるために精一杯尽くしていきたいなと思っています。

2016年03月09日 (水) 05時42分

[1711] 投稿者:JC - かろうじて RES


 日曜日は気温が20℃以上に上昇し、春一番も吹きました。月曜は一転してみぞれ混じりの冷たい雨が降りました。体調管理がそりゃ大変です。実は体調全般はすこぶる良好なのですが、目の不調がすでに3週間続いています。

 ドラマ6話を一挙に観た日から両目の画像が上手く統合されず、二重の変な見え方になりました。眼科を受診すると「目の機能にまったく異常はなく原因不明です。脳腫瘍・脳梗塞の可能性もあります。脳神経科を受診されることを勧めます」とのこと・・「およよ、ついに来るべき時が来たか」と思いました。恐る恐る脳神経科を受診し、MRIを撮ってもらいました。結果は「まったく異常なし。もうピカピカの脳」でした。で、やっぱり原因不明の経過観察です。気長に全治を待つことにします。なお、「脳腫瘍・脳梗塞の疑いも」と聞いた家族の一言は、「サブの世話は無理だわ、実家に帰すか、里子に出すか(カミさん)」「バージンロードを誰と歩くのよ、爺様は嫌よ!(娘)」・・すでに私は亡きものになっています。

 昨年「猫の飼育頭数が犬のそれを凌ぐかも」という話題がニュースになりました。人間社会の諸事情、伴侶動物の飼育環境などを考慮するとうなずけますが、長年不動の1位だった犬ですので、自称犬派としては心穏やかではありません(実は飼っていないだけで猫も好きですが)。

 ペットフード協会から2015年の推計値が発表されました。微増傾向だった猫は前年比0.9%減に転じ、減少傾向が著しかった犬は4.1%減・・で、現飼育頭数は犬が991万7千頭、猫が987万4千頭とのことです。犬がトップの座をかろうじて死守したようです。猫が減少に転じたとは言え、今年はわかりません。犬は7歳以上が54.6%と多く、今後も減少傾向が続きます。猫は6歳以下が54.4%とまだまだ若いのが特徴です。戦々恐々としながら次回発表を待つことにします。

 所変われば飼育ペットの種類も異なるようです。ヨーロッパで一番ペット飼育数が多いフランスでは、1位:魚、2位:猫、3位:犬だそうです。法律で「動物は人間と同じように感受性を持つ存在」と規定され、人間と共存する権利が認められています。薬局・生鮮食料品店などを除けばペット同伴もOKです。もちろんしつけはバッチリです。日本もこうありたいなと思っています、“大人の対応”がちょっぴりでき始めたサブを横目で見ながら・・。

2016年02月16日 (火) 10時22分



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