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今年も評判馬がズラリと揃った日曜日の中京2000mは必見だ!
ナリティー
2018年07月02日 (月) 06時32分 No.15
7月7日土曜日
◆中京ダート1400m
デターミネーション(牡、ゴールドアリュール×デュアルストーリー、栗東・小崎厩舎)
半兄にデュアルスウォード(5勝)。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、CWで6F81秒台、5F65秒台後半、上がり1F12秒と、水準以上の時計をマーク。初戦から好勝負を期待できる。鞍上は福永騎手。
クレッセントムーン(牡、ヘニーヒューズ×スカイクレイバー、栗東・高野厩舎)
母は3勝。調教は坂路で一杯に追われ53秒8−12秒3。併せて遅れたが、相手は3歳500万の馬。時計は出ており心配はない。
◆函館芝1200m
シェルメール(牝、ジャスタウェイ×ディアマイベイビー、栗東・渡辺厩舎)
母はPOGで人気になった馬で、POG期間中に2勝。母の兄にゴスホークケン(朝日杯FS)がいる。芝で4F54秒台と軽めだが、雨で馬場は重く、負荷はかかっている。母譲りのスピードで押し切りたい。
メジャーハリケーン(牡、ダイワメジャー×マザイ、栗東・清水久厩舎)
母の弟にエイシンフラッシュ(ダービー、天皇賞・秋)。6月24日の日曜日に函館ウッドで5F65秒台の速い時計を出し、27日の水曜日にもウッドで5F68秒台を出すなど積極的に攻めている。初戦から必勝態勢か。
7月8日日曜日
◆中京2000m
ブラヴァス(牡、キングカメハメハ×ヴィルシーナ、栗東・友道)
G1・2勝ヴィルシーナの初仔で、注目度は非常に高い。「追う毎に時計は詰まってきたし、良くなってきた。厩舎ゆかりの血統で期待は大きい」と友道師。このコメント通り、当初は時計も平凡だったが、1週前はCWで6F81秒、5F66秒、上がり12秒と詰まって来た。これで万全とまでは行かない内容ではあったが、1週前に良化が見えるのはいい傾向だ。鞍上は武豊騎手。
トーセンカンビーナ(牡、ディープインパクト×カンビーナ、栗東・角居厩舎)
母はアメリカンオークス(G1)勝ち馬。セレクトセール2億4840万円(税込)の高額馬である。「格上馬相手に稽古で食らいついているし、いい動きを見せている。クラシック路線に乗せていきたい1頭」と辻野助手。調教はCWで2週前に5F68秒台、1週前が5F70秒をともに馬ナリでマーク。他の有力馬に比べると控えめで、この時期の角居厩舎らしく少々余力を残してのデビューとなりそうだ。鞍上はMデムーロ騎手。
ダノンチェイサー(牡、ディープインパクト×サミター、栗東・池江寿厩舎)
母はアイルランド2000ギニーなど、欧米でG1を2勝。セレクトセールでは2億7000万円(税込)の高額で落札された。POGでも、1位で抽選になったところが多かったのではなかろうか。先週のマイル戦でデビュー予定だったが、1週延ばして、こちらにまわってっきた。2週前にCWで上がり1F11秒前半と、この時期の新馬としては秀逸の時計を出しながら、1週前は坂路を馬ナリで55秒3。このあたりを見ると、少し調整に不具合もあったのかもしれない。直前の調教がしっかりやれておれば問題はあるまい。この開催最大の目玉と見られている馬で、どんなレースを見せてくれるか楽しみである。鞍上は川田騎手を予定。
カテドラル(牡、ハーツクライ×アビラ、栗東・池添学厩舎)
半兄にジェベルムーサ(エルムS)。調教はCWで5F67秒台後半、上がりは12秒を切っている。上はダート向きが多かったが、この馬は芝からスタート。話題の前記3頭に割って入れるか。
モングラン(牡、ワークフォース×ディアエスペランサ、栗東・西浦厩舎)
母の兄に宝塚記念優勝、凱旋門賞2着のナカヤマフェスタがいる。調教はCWで長めから行い7F97秒、5F65秒と速い時計。さすがに最後は12秒後半とかかってしまったが意欲的な内容で、仕上がりは大きく進んだはずだ。
◆福島芝1800m
グロリアーナ(牝、キングカメハメハ×ベネンシアドール、美浦・木村厩舎)
半姉にジャパンC、宝塚記念ともに2着のデニムアンドルビー、半兄に皐月賞、ダービーで上位人気になったキタノコマンドールがいる。調教は美浦ウッドで5F69秒、上がり13秒を切るレベル。時計は地味だが、併せた古馬1000万のラムセスバローズに先着している。兄姉は体質、脚部の弱い馬が多くデビューが遅い傾向にあったが、この馬は早くもデビュー。この後も順調に行ってほしい。
◆福島芝1200m
スティルネス(牝、ゴールドヘイロー×マツリダワルツ、美浦・小島茂厩舎)
半兄にロードクエスト(NHKマイルC2着)がいる。美浦ウッドで4F54秒台と調教は目立たないが、小島茂厩舎なのでそれほど気にしなくていいだろう。兄のように2歳戦から活躍を望みたい。
ダズリングビーチ(牝、ハーツクライ×ビーチアイドル、美浦・武市厩舎)
調教は美浦ウッド6F69秒台と平凡だが、強い調教はこれが初めて。この一本で変わる可能性もある。母は新馬、フェニックス賞と連勝した馬。早くから活躍できる下地はある。
◆函館芝1800m
コントラチェック(牡、ディープインパクト×リッチダンサー、美浦・藤沢和厩舎)
半姉はバウンスシャッセ(重賞3勝)、半兄はムーンクエスト(京王杯SC)。 「ここまで予定通り順調に乗り込むことができた。賢く、センスがありそうだし、このくらいの距離で良さそう」と津曲助手。調教は芝で70秒前後の時計ばかりで目立たないが、藤沢厩舎なら運動量も豊富でしっかり仕上げは進んでいるはずだ。鞍上はルメール騎手。
ニシノデイジー(牡、ハービンジャー×ニシノヒナギク、美浦・高木登厩舎)
3代母に桜花賞などG1・3勝のニシノフラワーがいる。2週前に函館ウッド5F65秒台の時計を出しており、1週前は芝で5F71秒台を馬なりと軽め。ほぼ出来あがっていると見てよかろう。
ヒルド(牝、ロードカナロア×ローズアダージョ、栗東・鈴木孝厩舎)
近親にショウナンマイティ(大阪杯)、ゴーフォザサミット(青葉賞)きょうだいがいる。函館入りして6月半ばから速い時計を出し、1週前も芝で66秒台、上がり12秒を切る時計を余裕をもってマーク。重い馬場でもしっかり走れており、仕上がりは順調だ。
新規入厩馬
リスト(牡、ディープインパクト×シルヴァースカヤ、栗東・池江寿厩舎)
セレクトセール2億8080万円(税込)。全兄に5戦4勝で惜しくも引退した幻のG1馬シルバーステート、新馬戦でワグネリアンと好勝負したヘンリーバローズがいる。
ヴァイスカイザー(牡、ディープインパクト×ナイトマジック、栗東・木村厩舎)
全兄はPOGで人気になったフォイヤーヴェルク(1000万下)。
プレミアムギフト(牡、オルフェーヴル×インディアナギャル、栗東・高野厩舎)
半兄はダノンプレミアム(朝日杯FS)。
ダノンジャスティス(牡、Kingman×マンビア、栗東・中内田厩舎)
セレクトセールでは、金子氏、里見氏、野田氏(ダノックス)のオールスターが競りに参加。最終的には9504万円(税込)で、ダノックスの野田氏が落札。
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